ブラザーフッド(6) サイコミ

村上よしゆき(著者)

• 販売会社／発売会社: Cygames/講談社
• 発売年月日: 2018/08/30
• JAN: 9784065125144

商品レビュー

2018/10/21

やっと、（５）を読んで、感想を書き、それも皆様の目に曝せたので、（６）を読める
手に入れ損なっていた（５）では、村上先生に謝りたい気持ちで一杯になったけど、この（６）は逆、「ありがとうございます」って感謝の気持ちで満たされた
もしかすると、（５）をちゃんと手に入れていたら、違った印象かも知れないが、もう、その辺りは気にしない事にしよう
いつまでも引きずったら、漫画読みとして負けな気がするし
ともかく、この（６）は、最初から最後まで、テンションが上がりっぱなしで、一度も落ち着かない物だから、読み終わった後に息が切れそうになっていた
村上先生の猛攻を全身で受け止められて、私は幸せだ
この（６）は、ともかく、タイマン祭り
まず、生田目ｖｓ日向
結論から言っちゃうと、生田目は日向を倒せなかったのだが、日向に自身の強さを、しっかりと見せつけ、気絶したままで勝利を掴んでいる
生田目自身もカッコいいが、全てを出し切り、意識を失っても尚、倒れなかった彼の不良としての姿勢を、真面目に高く評価し、潔く敗北を認めた日向もまた、凄い男
ライバルの熱い喧嘩に触発された龍田だけど、やる気満々になっちゃっているのは、彼だけでなく、ムサシも同じ
彼がタイマンの相手に指名したのは、G・O・Aが黒高に乗り込んで来た際に戦った妙高
古谷さんのおかげで、あの場は無駄な血が流れずに済んだけど、どちらも消化不良感が残ってしまったのは事実
チームの為だけでなく、自分の不良としての誇りを通す為にも、ここでタイマンを張らねばならない
実力は拮抗しており、見た目はクールだけど、中身は極熱なトコも同じムサシと妙高のタイマンは、自然とギャラリーも興奮させる展開に
真っ向からの殴り合いの中で、自然と笑ってしまうムサシと妙高は、とことん、本物だ
ＷＫＯからの１０カウントギリギリで立ち上がり、勝利の雄叫びを上げたのは、我らがムサシ
再び、私の中でムサシの好感度が上がった
そして、大将戦は当然、ヤマトと榛名のリベンジマッチ
ロッキーでボクシングを極められた、と思い上がっていたヤマトは、榛名の拳の前に屈しかけるも、そんな彼へ檄を飛ばしたのは、意外にも木曽川だった
こういう憎まれキャラの不器用な応援、好きだなぁ
舎弟に「負けるな」と言われちゃ、兄貴分としちゃ、カッコいいとこを見せたくなっちまう
榛名の得意分野であるボクシングで勝ちたいが、このままではジリ貧、であれば、その拘りは捨てるしかない
この潔さが、ヤマトの強さだ
そして、ついに、決着！！
勝負を決した技は、「ヤマトサマーソルトマキシマムエキサイチングＳＰキック～夏は」
名前こそ長いが、壁を蹴った勢いと高さも乗せた、変則的な胴回し回転蹴り
こんだけの大技が、喧嘩で決まるなんて、そう、あることじゃない
とことん、ヤマトの身体能力の高さと、大胆不敵さには脱帽だ
３勝一敗により、このタイマン祭りは、ヤマト率いる黒高チームの大勝利
しかし、まだ、問題が残っていた
そう、何故、木曽川がＧ・Ｏ・Ａを恩人の仇と思い込み、ここまでの事をしたか、だ
真相が明かされる時、ついに、あの男が皆の前に姿を見せた！！
榛名や日向が慕うだけあり、G・O・Aの頭・金田剛志は桁違いだった。番長・赤城に匹敵している強さ
トップとしてのケジメをキッチリとつけ、一件落着か、と思った矢先、愛すべきバカであるヤマトが、とんでもない事を言い出した！？
どうなっちゃうの、次巻ッ
今度こそ、（７）は、ちゃんと、発売日に入手したいものだ
この台詞を引用に選んだのは、とことん、ムサシがカッコいいので
あー、この『ブラザーフッド』、いつ、アニメになるんだろう
ムサシの「イヤォウ！！！！！！！」、すげー、聞きたい