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歴史の中のワイン 文春新書1178
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歴史の中のワイン 文春新書1178

山本博(著者)

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歴史の中のワイン 文春新書1178

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2018/08/20
JAN 9784166611782

歴史の中のワイン

¥220

商品レビュー

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2019/07/14

2019年7月14日読了。 ●「神は水を造った。人は酒(ワイン)を造った」 ヴィクトール・ユーゴー ●ワインという飲み物が、どこで、いつ頃造り出されたか という話になると、西欧文化の発祥地、メソポタミアに なる。 ↓ 今日のワインの原型ともいう...

2019年7月14日読了。 ●「神は水を造った。人は酒(ワイン)を造った」 ヴィクトール・ユーゴー ●ワインという飲み物が、どこで、いつ頃造り出されたか という話になると、西欧文化の発祥地、メソポタミアに なる。 ↓ 今日のワインの原型ともいうべきものを創り上げたのは 古代エジプト。「圧搾・搾汁」「貯蔵・熟成」という技 術を身に付けた。 ↓ ギリシャで大衆のものに。 ●「この杯はあなたがたのために流す私の契約の血であ る」これが、決定的にワインとキリスト教との切っても 切れない関係の絆になった。→新約聖書 神に注ぐ供物→旧約聖書(モーゼ) ●ヨーロッパ文化の思想的源泉はギリシャである。 ユダヤ人の古代宗教に基礎を持つ崇神思想のヘブライズ ムと、真実追求そして人間の理性を尊重するヘレニズム とは、ヨーロッパの精神世界を二分する二つの底流であ った。 ●5世紀末、フランスの初祖クローヴィスが戦いに勝利し 妻のすすめでキリスト教に。ランスの大司教聖レミの 洗礼を受ける。その時のワインに霊感を受け、フランス とワインの関係は切っても切れないものに。 ●プラトン「飲酒論」 アルケストラトス 大叙事詩 「美食学(ガストロノミア)」 ●中世のヴェルサイユ宮殿では、フランス国内および世界 各国の名酒が飲まれていたが、最も飲まれていたのはブ ルゴーニュ・ワインだった。コート・ド・ニュイ地区の シャンベルタンやロマネ・コンティが有名になる前は、 少し南のコート・ド・ボーヌ地区のヴォルネイ村のワイ ンが宮廷御愛飲酒だった。 一方、ボルドー・ワインの方は、パリから遠くて運搬の 便が悪かったこともあるが、フランスの宿敵英国人の愛 飲酒だった。 ●ブルゴーニュのブドウ栽培の改良を担ったのはシトー派 という修道院の僧侶たちだった。神へ捧げるべきワイン 造りについて純粋を追求した。 ボルドーはネゴシャン(酒を大量に売りさばく酒商)が 売りに出す大衆用の量産ワインと、貴族達が造った高級 シャトー・ワインとがはっきりと分かれていた。 ●ブルゴーニュ→ワイン生産の民主的風潮を生み 優れた名酒を作る小生産者を輩出。 ボルドー→元々、貴族の領地で、自分たちの飲むワイン を自分たちで造った。 ●レストランの始まりはフランス革命に由来する。 ロマネ・コンティの持ち主でもあった美食家コンティ公 が国外に逃亡したため、失業した料理人ロベールが レストランを開業したのがきっかけ。 ●P118 「パリスの審判」カリフォルニアワインの台頭 ●P142 インクの染みがある机の逸話 ●シャンパンに対してのナポレオンの発言 「勝った時は飲む価値があり、負けた時は飲む必要があ る」、そのナポレオンが大好きだったとされているのが 「シャンベルタン」 ●フェルナン・ポワンと言えば、名声が鳴り響いたフラン ス料理の巨匠で、ボキューズやトロワグロもその弟子で ある。リヨン市の少し南にヴィエンヌという街がある が、そこのレストラン「ピラミッド」はポワンの本拠で ある。 ●コート・デュ・ローヌ 「シャトー・ラヤス」先代のルイが変人・奇人の造り手 だったが、あとを継いだジャックも親譲りの頑固な男。

Posted by ブクログ

2018/08/02

【これが本当の?神の雫?だ!】ワイン製法の革命的変化の歴史と楽しみ方の変遷をたどりつつ、著者を魅了した十三本のワインを紹介。教養としてのワイン書の決定版!

Posted by ブクログ

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