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魔女・怪物・天変地異 近代的精神はどこから生まれたか 筑摩選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2018/08/09 |
JAN | 9784480016713 |
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魔女・怪物・天変地異
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魔女・怪物・天変地異
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「好奇心」をキーワードに中世から近世にかけての社会の精神変容を著している。 アウグスティヌスがやたら知りたがることを悪徳であり神を試す行為だとし、中世初期において好奇心は芳しい評価を受けるものではなかった。 スコラ学派が知識の追求につき折り合いをつけた。さらに、アメリカ大陸発見...
「好奇心」をキーワードに中世から近世にかけての社会の精神変容を著している。 アウグスティヌスがやたら知りたがることを悪徳であり神を試す行為だとし、中世初期において好奇心は芳しい評価を受けるものではなかった。 スコラ学派が知識の追求につき折り合いをつけた。さらに、アメリカ大陸発見により自然の驚異が著しく増加したため、中世の精神の影響はあるものの知識の追求を善とする考え方が主流となっていった。 知識にも中庸が必要だとされた時代があったことには驚いた。ファウスト博士の知識欲と悪魔の取引が結びついた理由が最終章で分かった。
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好奇心の歴史。中世と近世の分かれ目は好奇心の捉え方だった。人間の知識へな探究を是とするか非とするか。
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ヨーロッパ中世末期。魔女狩りが激烈をきわめる中、各地で怪物、凶兆、天罰等々、怪異現象が大増殖した。前代未聞の規模で押し寄せる「異なるもの」に対して、人々は恐れおののきながらも、その異形に魅せられていく。畏怖と好奇心の交錯するなかから、いかにして近代的精神は立ち現れてくるのか。そこ...
ヨーロッパ中世末期。魔女狩りが激烈をきわめる中、各地で怪物、凶兆、天罰等々、怪異現象が大増殖した。前代未聞の規模で押し寄せる「異なるもの」に対して、人々は恐れおののきながらも、その異形に魅せられていく。畏怖と好奇心の交錯するなかから、いかにして近代的精神は立ち現れてくるのか。そこにどのような人間的本性が見えてくるのか―。ヨーロッパ中世怪異を丹念にたどり、近代的思考の誕生を切り出す。(袖) 結論に至る過程の事例に興味があったので満足ですが、結論の章は駆け足に感じました。 全体的に、ヨーロッパにおける近代的精神の誕生というより、好奇心の価値の変遷のような。 ジェンダー論まで出てきたのは驚きましたが、確かにいまでも時代錯誤な方はいますものねぇ…。
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