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神社崩壊 新潮新書777
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/08/08 |
JAN | 9784106107771 |
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神社崩壊
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商品レビュー
3.7
5件のお客様レビュー
「こんぴらさんが離脱するという神社本庁ってなに??」と思っている方がもしいたら、この本を読むといいかもしれない。 この本は今(2020年6月)からちょうど2年半前の、富岡八幡宮宮司殺害事件を受けて宗教学者の島田裕巳によって書かれた、神社界の現状と課題を解説する新書だ。 まずは...
「こんぴらさんが離脱するという神社本庁ってなに??」と思っている方がもしいたら、この本を読むといいかもしれない。 この本は今(2020年6月)からちょうど2年半前の、富岡八幡宮宮司殺害事件を受けて宗教学者の島田裕巳によって書かれた、神社界の現状と課題を解説する新書だ。 まずは基礎知識として下記のことがわかった。 ・「神社本庁」ってまるで役所みたいだけどそうじゃなくて、いち宗教法人(ただし役所かのように思わせたかった意図はありそう)。 ・宗教法人には「(1)単位宗教法人(=神社や寺院や教会のように礼拝の施設を備えているもの)」と「(2)包括宗教法人(=宗派や教派や教団のように(1)単位宗教法人を傘下に持つもの)」がある。 ・「(1)単位宗教法人」にも2種類あって、「(1)-a.被包括宗教法人(=(2)包括宗教法人に包括されている(1)単位宗教法人)」と「(1)-b.単立宗教法人(=そうでないもの)」だ。 ・神社本庁は「(2)包括宗教法人」で、金刀比羅宮(こんぴらさん)は神社本庁傘下の「(1)-a.被包括宗教法人」から「(1)-b.単立宗教法人」になろうとしている、というわけだ。(富岡八幡宮も、事件より前に離脱している。) ・神道にもいくつかの系統があり、神社本庁が唯一の神道系包括宗教法人だというわけではない。が、圧倒的に傘下の神社の数は多い。 ・神道の単立宗教法人の有名どころは、靖国神社、伏見稲荷大社(稲荷信仰の総本山)。明治神宮は2004年に神社本庁を離脱するが2010年に復帰。宇佐神宮(八幡信仰の総本山)も2000年代から離脱するやせざるやでもめている。 そしてつまるところ神社本庁ってなんなの、という段になるとどんどんきな臭い話になっていく。とはいってもそこは安定の島田裕巳さん、過度に煽らず淡々と事実を述べているので、クールに読めます。 古代、中世、江戸時代の神道は、神仏習合で今とは全く違ったものだったのだよ、、、という(私は島田さんの別の著書で読んだときに目から鱗だった)歴史の説明があって、そのあとに続く終章で提示される現在の神社界の抱える問題点の数々は、一般人としても素直に「そのとおりじゃん」と頷けてしまう説得力の高さ。 神社仏閣めぐり、好きなのにな。 神社でお守り買うの、いやになっちゃうな。 手塚治虫でも読みたくなっちゃうな。
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東京江東区の鶴岡八幡宮で起きた、前代未聞の凄惨極まる事件(2017年12月7日)は、日本中を震撼させる記憶に刻まれる出来事となった。宗教学者【島田裕巳】が、本事件凶行の背景を探り、日本の神社界の様相や「宗教法人・神社本庁」の成り立ちと権力構造の揺らぎなど、御簾(みす)の裏に潜む闇...
東京江東区の鶴岡八幡宮で起きた、前代未聞の凄惨極まる事件(2017年12月7日)は、日本中を震撼させる記憶に刻まれる出来事となった。宗教学者【島田裕巳】が、本事件凶行の背景を探り、日本の神社界の様相や「宗教法人・神社本庁」の成り立ちと権力構造の揺らぎなど、御簾(みす)の裏に潜む闇を解説している。前半の週刊誌の事件報道から一転して、神道研究者向け学術参考書のような論調に片腹痛くなり、通読して終わる。
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しかし20年ごとに建て替えるのは、もったいない。 2013年は出雲と重なり地方の神社の杉がやられた。 こんどのお伊勢さんの式年遷宮は2033年です。 神社本庁はそれに向かってまっしぐらだそうです。
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