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励み場 ハルキ文庫時代小説文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2018/08/09 |
JAN | 9784758441889 |
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
青山文平は平成の藤沢周平と呼ばれているらしい。藤沢周平の訃報に接したとき、もうい読めないのかと思った時のことを思い出しつつ、青山文平と出会ってよかったとつくづく思った。この作品は私にとり三冊目であるが、静けさの中に固い芯があり、艶があるというのか、そんな物語である。「名子」の背景の説明や智慧、多津にまつわる因縁が少しわかりづらく、わざとそうしているのかもしれぬが、藤沢周平よりずっと入り組んでいる気がする。
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うーむ青山文平はしみじみ良い。名子っていう聞き慣れない概念が物語の鍵なんだけど、初めて知りました。背後から姉に声をかけられるシーンで泣けた。面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
するっと読めて特に文体の形を感じない、水のような自然さ。 しかもキャラクターの心理をたんと掘り下げてる『時代物』。 なので、青山文平はすごいと思うの。うっかり今日一日で読破してしまいました。前に読んだ『かけおちる』よりも、ちゃんとした終わり方が美しい一作。
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