へこたれない 新版 光文社知恵の森文庫

鎌田實(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2018/08/08
• JAN: 9784334787486

商品レビュー

2023/11/04

諏訪中央病院の名誉院長で、チェルノブイリや、東日本大震災などの支援を行っている医師の「元気の出るエッセイ集」
「人生は、やり直せるのだ。手遅れの人生なんてないのだ。」という帯をみて手にとりました。
メッセージは、「生きにくい今という時代をへこたれないで生きている。……ぼくら人間は時々へこたれる　それが人間それでいいんだ」

生々しくて、切なくて、心に響く言葉の数々、とても温まりました。

おもしろかったのは、
・溺れるものは、ワラをもつかむ。だったら、ワラをつかんでも、脱出しよう

気になったのは次です。

・子どもだって空気を読んでいるのに、なんで空気がよめない大人がいるのだろう。　耳は何のためにあるの
・手遅れの人生なんてない
・旅が人生を変える、旅に出よう
・自分を否定してはいけない
・聞く力は、生きる力
・冷えた心をあっためよう

・死は覚悟している、恐くはない
・大切なことは誰にでも伝わる
・チャンスはつくるモノ

・必要なことはちゃんとやる
・命がけの仕事

・出家することは、生きながら死ぬこと　寂聴
・安心して失敗できるところ

・どうすることもできないことがある
・生きるために仕方ないことがあるのだ
・我慢するしかない時がある
・みんなと違っていても、おそれないことが大事

・人生に取返しのつかないことはない
・聞いてもらっただけなのに、楽になった。聞いてもらうことがとても大切なことに気が付いた

・レッテルをはってはダメ
・苦しみが感性を磨く

・おそれなくていい
・生きることはそんなにむずかしいことではないと気がつく時がくる

・おそれないと奇跡が起きる

・人生という旅

・外見で判断してはいけない

・余計なことに悩まないことの大切さを学んだ

・好きなことをして生きよう

・自分で自分の自由を守れ

・人は悩んで悩んで悩んで生きる
・精いっぱい悩み終わったら、ふっ切っていい
・悩んできた自分をほめてあげよう
・そして、自分に言い聞かせる
・もう、これからは、悩まない

・やまない雨はない　へこたれるわけにはいきません

・失敗は次に生かせばいい

・強い心の向うに、弱い心が見えかくれしている。弱さは恥ずかしくないのだ。でも、大事なことがある。それは後悔しないことだ。

・人は仕事で磨かれる

・バランス感覚が大事

・とにかく生きてりゃいい

・愛しているからこそ、なげださない

・ドフトエフスキーは、「カラマーゾフの兄弟」の中で、「人間の心の中には獣がいる」と書いている

・「やれるかやれないかではなく、やればできる」

・こわがらないことが大事

・求めないと生きるのが楽になる

・老子の「無為」とは、何もしないということではなく、自然に反した余計なことをするな、といっている。

・危機の時は心を磨こう　熱意があればなんとかなる
・人生の結果＝考え方×熱意×能力
・自ら燃えることのできる人に

・欠点を直すより、長所を磨こう

・一番大事にしてきたものは、と聞くと、Ｎｏと言わないホスピタリティと答えた

・目の前の壁を壊し続ける　―　あるがままを認めて素直に生きればいいんだ

目次
１　オタオタしない
２　おそれない
３　なやまない
４　へこたれない
５　よくばらない

ISBN：9784334787486
出版社：光文社
判型：文庫
ページ数：240ページ
定価：640円（本体）
発売日：2018年08月20日初版第1刷