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伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡(上巻) 草思社文庫
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伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡(上巻) 草思社文庫

ジョン・J.ゲへーガン(著者), 秋山勝(訳者)

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伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡(上巻) 草思社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2018/08/03
JAN 9784794223449

伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡(上巻)

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2019/07/19

太平洋戦争後、アメリカが日本の技術に驚愕したものとして戦艦大和やゼロ戦がよく知られています。しかし、それに匹敵するほどのインパクトをアメリカに与えたのが伊四〇〇型潜水艦でした。 当時のアメリカ軍の標準的な潜水艦の2倍以上のスケールで、補給なしで地球1周半の航続距離を誇りました。何...

太平洋戦争後、アメリカが日本の技術に驚愕したものとして戦艦大和やゼロ戦がよく知られています。しかし、それに匹敵するほどのインパクトをアメリカに与えたのが伊四〇〇型潜水艦でした。 当時のアメリカ軍の標準的な潜水艦の2倍以上のスケールで、補給なしで地球1周半の航続距離を誇りました。何より特徴的なのが、「晴嵐」という高性能攻撃機を船体内部に3基搭載できたことです。 山本五十六大将は太平洋戦争の早期終結のためにはアメリカ国民の厭戦気分を高め、戦争継続をアメリカ世論から断ち切ることを目論んでいました。そこで、アメリカにとって重要なパナマ運河への攻撃を計画し、それを実行するために開発されたのが本書で取り上げられている伊四〇〇型潜水艦です。 当時、アメリカやイギリスなど多くの国が潜水艦に航空機を搭載するというアイデアを試しましたが、技術的な問題、どう運用するのかという戦術的なアイデアの不足から実用化には至りませんでした。日本だけが実用的な航空機搭載可能な潜水艦の運用を実現していたのです。それまで補給船攻撃などを主な目的として運用されて戦略的にはそれほど重要視されていなかった潜水艦の位置づけを、伊四〇〇型を接収したアメリカ軍は大きく修正し、以後戦略ミサイル原潜の開発のきっかけにもなったと言われています。 上巻の本書は伊四〇〇型潜水艦が建造されるまでの経緯と、戦略的にいかに運用するのかの検討過程などを詳細にたどっています。 原著はアメリカ人ジャーナリストによるものですが、訳が素晴らしく、ほとんど違和感なく読むことができます。

Posted by ブクログ

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