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ある晴れた夏の朝
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 2018/07/01 |
JAN | 9784036432004 |
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商品レビュー
4.4
85件のお客様レビュー
めちゃくちゃ読みやすい。知らなければならない歴史や、人間が持つべき平和に対する信念が、めちゃくちゃ分かりやすく描かれている。 勝ち負けじゃないんだなと思う。 やられたらやり返すでもないなと思う。 どんなことがあっても、どんな理由があっても、人の命を無下に扱ってはいけない。人類が人...
めちゃくちゃ読みやすい。知らなければならない歴史や、人間が持つべき平和に対する信念が、めちゃくちゃ分かりやすく描かれている。 勝ち負けじゃないんだなと思う。 やられたらやり返すでもないなと思う。 どんなことがあっても、どんな理由があっても、人の命を無下に扱ってはいけない。人類が人類に原爆を落としていい理由なんて本当にひとつもないなと思った。「必要悪」なるものがこの世にあるのは仕方ないかもしれない、けど、それは原爆やガス室なんかじゃ絶対にいけない。 ディベートなので、原爆肯定派と否定派の意見が次々に述べられるんだけど、日本が中国にしたことやドイツの虐殺、人種差別、歴史の勉強について、いろんなところに話は飛ぶ。本当に様々な角度からの意見を聞きながら、たしかに、たしかに、と思うことはあったけど、やっぱりどれも、原爆を落としていい理由、にはならない。 平和のために、暴力や虐殺を用いるのは絶対に間違っている。 原爆肯定組が、広島の石碑の話を出してきた。 「あやまちをくりかえしませぬから」の、主語は、「人類」。こんな当たり前のことに、多くの人が気づいていないんだ。これは広島の、日本の過ちを意味するのではなく、原爆という兵器を生み出し使用した、人類にとっての大きな過ちを指す。 核兵器が世界の平和維持に役立っているか、日本が中国にしたこと、アメリカにしたこと、各国が日本にしたこと。それを議論する前に、原爆投下が間違いであったことを認めなくてはならない。どんな言い訳が成り立とうとも、だれがどんな解釈をしようとも、広島と長崎の、罪もない人々を対象とした人体実験は許すべきではないし、許されざる行為だった。 終盤の、イスラエルのガザ地区の難民キャンプで産まれたパレスチナ人医師の話。イスラエル軍に家族を殺されたけれど、それでもその医師は「I still love them」と言った。憎しみと怨恨のチェーン、暴力と暴力の連鎖を断ち切るためには、互いに相手を許すしかない。相手を許し、愛さなければならない。平和を築きあげるためには、憎しみと暴力を切り捨てなくてはならない。 鋼の錬金術師のウィンリィの両親のことを思い出した。憎しみの連鎖を止めないと平和は訪れない。 正反対の意見を持っているスコットとノーマンが仲良く並んで座っている。 この国では決して、めずらしいことではない。異なる意見を持つ、ということと、友情とは、はっきり分けて考えなくてはならない。わたしの通っている学校の先生たちは、常日頃から生徒たちに、そう説いている。意見だけじゃなくて、感じ方や性格や好みや主義主調、人種、民族、宗教などをふくめて、人と人とは異なっている。異なっているからこそ、人間と言うのはおもしろいのだし、わたしたちはその差異を受け入れ、異文化を学び、成長していかなくてはならない、と。 人は、人種ではなくてまず、個人としては存在している。過去のことを反省するのは、悪いことじゃない。おおいに反省しないといけない。だけど、引きずっちゃだめだし、とらわれちゃだめだ。
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戦争と平和のディベートの物語 まずこのブクログを始めてよかった、児童書?扱い?あまり知らない本をピックアップされてとても興味をもった ブクログの課題図書だったらしい(フォロワーさんから知る) 知らなかった史実、エミリーの意見、人類の過ちの始まり、もおいろんな討論がどれも素晴らしく...
戦争と平和のディベートの物語 まずこのブクログを始めてよかった、児童書?扱い?あまり知らない本をピックアップされてとても興味をもった ブクログの課題図書だったらしい(フォロワーさんから知る) 知らなかった史実、エミリーの意見、人類の過ちの始まり、もおいろんな討論がどれも素晴らしく興味深い内容だったと恐らくこの読者はみな感じてると思う そして人類の永遠のテーマを締めくくるラストもよかった 来年もその次の年もあの夏の空に心を飛ばしたい そう祈り続けたい 好きなフレーズ引用 原爆投下は戦争を終わらせるために必要だったと教わったよな しかし学校でいつも正しいことを教えているとはかぎらない エミリーの示した証拠というのは日本が1938年に成立させていた国家総動員法という法律だった 彼らは死を恐れず戦いアメリカの戦争史上もっとも勇敢で最も多くの勲章を授けられました 別名 日系人部隊第442連隊 人はまず個人であるのではないかと つまり人類のちがいなど個人と個人の前ではほとんど意味を持たないということです 権力や白人国家至上主義と結びついたとき差別は悪の力をはらむのだと思います そこに至るまでの過程だよ わかるのよ それがわかってしまうの私には。日本語というのはそういうふうにできているの i still love them
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ブクログ内で話題の夏の課題図書に便乗させてもらいました〜!←(もう9月だけど、、) この本ってヤングアダルト向けの児童書になるのかな? だけど大人な私もめちゃくちゃ勉強になった。 読めて良かった! アメリカの8人の高校生が、日本への原爆投下の是非をディベートするお話。 ...
ブクログ内で話題の夏の課題図書に便乗させてもらいました〜!←(もう9月だけど、、) この本ってヤングアダルト向けの児童書になるのかな? だけど大人な私もめちゃくちゃ勉強になった。 読めて良かった! アメリカの8人の高校生が、日本への原爆投下の是非をディベートするお話。 そんなんあかんに決まってるやん! 読む前はそう思ってた。 なんでディベートの議題になるのかも不思議なくらい、誰もが非だと思ってた。 私はやっぱり日本人なのだな〜と感じた。 日本側の視点でみた教育を受けてきたので、いろんな側面がある事に気づけてなかった。 日本もアメリカもそして世界中の人々が、もっと視野を広げて公平に知らなければならないと思う。 そういう意味で、この本はとても勉強になりました。 どれだけ多くの命が犠牲になったのか。 戦争はほんとに怖い。 "過ちは繰り返しませぬから" この言葉が正しく理解され、世界中の多くの人達の心に刻まれてほしい。
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