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悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト パガニーニ伝 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/07/14 |
JAN | 9784106107757 |
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悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト
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商品レビュー
4.2
8件のお客様レビュー
第75回アワヒニビブリオバトル「おうち時間DEビブリオバトル」2時間目 音楽で紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。 2021.05.03
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『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』が面白かったので、こちらも手に取った。 やっぱり面白い! 音楽史でもなく、ただの歴史でもない。 切り口が斬新だし、愛ある分析だなぁと思う。
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中世から近世史に興味がある私。最近、再度ブーニンの世界に浸っている事もあって『天才の名をほしいままにした男』の象に迫る分析の旅はなかなか面白かった。 パガニーニの名は知っていても、具体的にはバイオリンの名手とだけ知るのみ。ドラクロアが彼の肖像を描いていたのは驚いたし、こういった...
中世から近世史に興味がある私。最近、再度ブーニンの世界に浸っている事もあって『天才の名をほしいままにした男』の象に迫る分析の旅はなかなか面白かった。 パガニーニの名は知っていても、具体的にはバイオリンの名手とだけ知るのみ。ドラクロアが彼の肖像を描いていたのは驚いたし、こういったデモーニッシュなイメージに包まれていたとは。 遺体が数十年に渡り、欧州を彷徨ったことは「狂えるスペインの王女」のエピソードが被った。 最後の章でストラディバリとそれを上回るグァルネリ・デル・ジュスの話がある。初めて知った名前ながら、ルネサンス期、職人の世界‥で如何にもの内容。 私が思う天才のイメージだし、カラヴァッジオ、そしてブーニンにもつながった(彼はかなり真摯に生きているヒューマニストだけれど枠にはまって大衆が望むような常識的なラインを歩んでいないように。。) 200年前に活躍した天才。演奏家が宮廷の、皇帝の慰みだった存在から一気に「稼げる」アーティストになったさきがけ・・自らを悪魔とやつすことはある意味パフォーマンスであろうし、折からのクリエーター―時代(作曲家の大活躍と曲の誕生)と相まって社会現象にすらならしめたことは確か。 パガニーニカルテットと称されるヴァイオリンとその同属楽器による究極カルテット・・が彼の夢だった・・それが今なお、引き継がれている締めくくりが素晴らしい。
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