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ONE MISSION 米軍発、世界最先端の組織活性化メソッド
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ONE MISSION 米軍発、世界最先端の組織活性化メソッド

クリス・ファッセル(著者), C.W.グッドイヤー(著者), 山田文(訳者), 長尾莉紗(訳者)

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ONE MISSION 米軍発、世界最先端の組織活性化メソッド

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP社
発売年月日 2018/07/12
JAN 9784822255756

ONE MISSION

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2022/07/01

軍隊こそトップダウンの典型であったはずなのに、それだけでは勝てなくなった。だから戦い方を変えるのだ。 これだけでも時代が大きく変わったと言わざるを得ない。 軍隊の場合の大目的は、最小の犠牲で戦争に勝つこと。 トップダウンの作戦だけでは、この目的が達成できなくなっているのだ。 確実...

軍隊こそトップダウンの典型であったはずなのに、それだけでは勝てなくなった。だから戦い方を変えるのだ。 これだけでも時代が大きく変わったと言わざるを得ない。 軍隊の場合の大目的は、最小の犠牲で戦争に勝つこと。 トップダウンの作戦だけでは、この目的が達成できなくなっているのだ。 確実に現場での戦闘が複雑化しており、遠く離れた本部からの指示だけでは限界なのだ。 トップの間違った指示で犠牲になるのはいつも現場だ。 だからこそ現場も慎重になる。 戦争に負けてしまうのであれば、戦略・戦術を変えていくしかない。 それは本部であれ、現場であれ思いは同じ事だ 実際にはどうすればよいか。 本書では、今までのトップダウン方式だけでなく、ネットワーク型組織を重ね合わせたハイブリッド版を提唱している。 これはこれで当然だ。 完全に現場だけに権限委譲を計るのではなく、今までの組織を維持したまま横連携を図れということだ。 もちろん言葉で語るのは簡単だが、実際にどうやってそれを実現するのか。 それが一番難しいのだ。 これらハイブリッドを実現するための仕組みを構築していった事例の数々を本書では紹介している。 会社でもこれら取り組みはそれなりにやっていて、分かりやすい所で言えば、定例の全員集会での情報共有や、メンバーに対し他部署の兼任辞令を出すなどだ。 これら一つ一つもその方法論であるが、実際にはなかなか機能しないのが現実だ。 どうしても自分自身の保身が先に立ってしまい、組織としての大目的を優先しなくなってしまう。 最近は「心理的安全性」の言葉も一般化したが、ここでのベースもこの心理的安全性が担保されることが前提である。 お互いの信頼関係は心理的安全性あればこそであるが、その状態が確約されなければ、誰が自分を犠牲にしてまで越境するだろうか。 そしてさらに必要なのは大目的だ。 軍隊では分かりやすいが、会社で言えばミッション・ビジョンだろうか。 結局勝たなければ意味がないのだから、全員で協力していくしかない。 そして仲間を信頼するしかない。例え隣の部署であっても。 縦割り組織では、部門間の意地の張り合いで一体誰と戦っているのか分からなくなる時があった。 まずはその状態を解消しなければならない。 組織間の権力闘争は本当にくだらない。 トップの保身も本当にくらだらない。 全員が自己を捨てて、チームのために、勝負に勝つために戦うという気持ちにならなければいけない。 これが実は本当に難しい。 しかし勝つためには絶対に必要なことなのだ。 そのことをまずは全員と共有することから始めるしかないのである。 (2022/6/25)

Posted by ブクログ

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