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琉球菓子

安次富順子(著者)

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琉球菓子

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 沖縄タイムス社
発売年月日 2017/07/01
JAN 9784871272438

琉球菓子

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2018/09/30

タイトルの通り、琉球菓子について書かれた本。 沖縄が琉球王国だった頃、冊封使の歓待料理や神への供物などのために作られていた琉球菓子。 かつて150種類を有に超えていたそれらの姿形は今、文献に僅かに残るのみで、殆どが失われてしまいました。 本書は、その琉球菓子を文献より繙き、口伝や...

タイトルの通り、琉球菓子について書かれた本。 沖縄が琉球王国だった頃、冊封使の歓待料理や神への供物などのために作られていた琉球菓子。 かつて150種類を有に超えていたそれらの姿形は今、文献に僅かに残るのみで、殆どが失われてしまいました。 本書は、その琉球菓子を文献より繙き、口伝や実地調査、研究などを加味して蘇らせたものとなっており、材料や製法、扱われたシーンについて記載したレシピ集となっています。 記載された琉球菓子は「黄米甑」、「汀砂あん」など完全に姿を消したものはもちろんのこと、「ちんすこう」、「ちんびん」など今もなお食べられているお菓子についても含めて記載されています。 後半は「アガラサー」や「三月菓子」など、現在、一般的に食べられる琉球菓子のレシピが記載されているのですが、消えてしまった琉球菓子のレシピは基本的に「菓子例帳」に代表する文献に基づく記載となっています。 いくつか作ってみましたが、例えば「藤さらさ」のレシピでは明らかに粉が多すぎだったり、「大巻餅」のレシピでは写真のような揚げ物のような形にならないのが材料から自明であったりして、きれいに作るには若干アレンジが必要だと思います。 ネットでいくら探しても出てこない「花ぼうる」や「冬瓜漬」の作り方が載っていて、私的にはそれだけで大変嬉しい一冊です。 琉球菓子を取り上げた本自体珍しく、貴重な書だと思います。 巻末には著者の論文2篇が載っていて、こちらも興味深く読ませていただきました。 興味のある方は持っていて損がないです。私などは本書を眺めていると時間が経つのを忘れてしまいます。

Posted by ブクログ

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