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きょうのできごと 増補新版 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2018/07/05 |
JAN | 9784309416243 |
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きょうのできごと 増補新版
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
何か事件が起こるわけではないけどいろいろなことが詰まった日々。若いというのはそのいろいろを感じられることなのだろう。 精緻で淡々とした描写がいいと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
保坂和志の『プレーンソング』を読んだ後に著者の作品を読みたくなって読んだ。解説も保坂氏が担当しており、それも納得の青春日常系小説でオモシロかった。大阪で大学生活を過ごし今は関東に住む身からすると懐かしさもあいまって望郷の念も抱いた。 京都に引っ越した大学生の引っ越しパーティーの一夜をメインにその前後を描いた話。本当にどこにでもありそうな男女のたわいもない会話が続いていく。三人称で群像劇として描くのではなく一人称の複数の視点で構成されているのが特徴的で各登場人物に対するイメージや当人が思ってることを主観で直接知れるので三人称の客観的視点よりも没入しやすくなっている。 増補新版では本編のつづき、さらにそのつづきとエピソードが追加されている。映画化されたことを踏まえて現実とフィクションの境目を溶かしていくスタイルが読んだことないタイプでかっこよかった。この手の追加エピソードは蛇足になりがち。しかし、カメラに撮られることに対する著者の考えだったり、映画という新たな視点の話が導入され、さらに保坂氏の解説も視点にまつわるものであった。こういった内容が加わることで小説におけるフレーミングとは何たるかを知ることができる最高の良著と言っても過言ではない。日常系と一言でいってもそのスタイルは千差万別であり、その視点の置き方で個性を表現する、そんな小説の奥行きを楽しめる作品だ。個人的にそれを一番感じたのは中山という登場人物が高校時代を回想するシーン。モラトリアム小説において主人公が教室の窓際の席で遠くを見ているというステレオタイプを裏切り、教室中央の座席から友達二人が窓際で外を眺めているのを見ている描写が印象的だった。読めば読むほど発見がある著者の小説はやはり大切に少しずつ読みたい。
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飲み会の夜の空気を書くのがすごい、面白すぎる、しかも退屈とか呆れとかそういう、一見ドラマティックじゃない感情も書いてて、でもその書き方は鮮やかだから大したことが起きてないのに読んでいて引き込まれる。解説読んでなるほど、と思った。視点や語り方の移動。すごいなあ。
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