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33年後のなんとなく、クリスタル 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2018/07/04 |
JAN | 9784309416175 |
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33年後のなんとなく、クリスタル
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33年後のなんとなく、クリスタル
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
つい先月に『なんとなく、クリスタル』を読了し、その勢いで本著まで読了してみました。 なぜ33年後というタイミングで続編?というのはよぎりましたが、著者が県政や国政から離れて落ち着いた段階がたまたま33年後だったんでしょうかね。。 『なんとなく、クリスタル』出版後の、自伝的な振り返...
つい先月に『なんとなく、クリスタル』を読了し、その勢いで本著まで読了してみました。 なぜ33年後というタイミングで続編?というのはよぎりましたが、著者が県政や国政から離れて落ち着いた段階がたまたま33年後だったんでしょうかね。。 『なんとなく、クリスタル』出版後の、自伝的な振り返りも兼ねた1冊なのだなというのは、本著では「ヤスオ」が主人公となっていることからも窺えるのかなと思いました。 しかし、著者自身がまるで『クオ・ワディス』のペトロニウス(趣味の審判者!)バリの強さなので、見当違いなレビューを書くと審判を受けるのでは…と思っちゃいますが、まぁ一般レビュワーにどうこう仰ることはないでしょう。。 本著を読了して感じたのは、もはや「なんとなく」ではないなということ。 目指すものがあって、そこに進んでいく。 アイデンティティに関する悩みは、『なんとなく、クリスタル』からあったようではありますが、それを真剣に考え抜き、自分の人生を動かしていくというのは、何となく生きてるとはとても言えない感があります。 あと、解説にもあるように、『なんとなく、クリスタル』ではストーリー主体では無かったと思うのですが、本著では註はあくまで註で、ストーリーが相対的に重くなったようにも思います。 ただ、総量的な観点で見ると、註の意義が『なんとなく、クリスタル』に比べて軽くなっただけ?末尾の少子高齢化のくだりも既存の延長線上で、国政まで出た方が本で述べるには弱いようにも感じました。 本著自体は、2010年代の上流階級?の風俗をリアルに伝える1冊でもあると思い、それだけでも価値はあるのかなと思います。 80年代生まれが単に読んだだけだとちょっと手に余る感があるので、それこそビッグボスに解釈を伺ってみようか…と思いました(笑
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「なんとなく、クリスタル」を読んで、へー、田中さんってこんな文章書くんだ、面白い!と思った。 続き?なのかはわからないけど、本人(ヤスオさん)が出てくると、急にエッセイのような感じがしてヤボく感じた。小説としてはイマイチ。
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読み出したら、しっくりくる、作者は僕の5歳年上、尊敬していたな、僕は若い頃から田中康夫を。共感できるし、でも、作者みたいにクリスタルでなかったけど、今の若者よりも楽しいことがたくさんあって、森博嗣じゃないが、いい時代だったのですね。 74ページ。引用。 ”目を開けていても閉じて...
読み出したら、しっくりくる、作者は僕の5歳年上、尊敬していたな、僕は若い頃から田中康夫を。共感できるし、でも、作者みたいにクリスタルでなかったけど、今の若者よりも楽しいことがたくさんあって、森博嗣じゃないが、いい時代だったのですね。 74ページ。引用。 ”目を開けていても閉じていても、哀しいときも苦しい時も、そして嬉しい時も愉しいときも、一分一秒、時は常に変わらず過ぎていくのだ。ならば、どんなにか辛くとも目を背けず真正面から向き合い、自分で考え、自分で動くしかないじゃないか。弁解したところで、愚痴ったところで詮方ない。” ありきたりなフレーズのようだが、僕はとても沁みた。結局、そうなんだ、自分で考えて行動するしかないんだ。 僕は入学した1980年のことをいまだに夢に見たり、考えたり、懐かしがる。それが青春ってことだろうと思うんだ。戻ろう、昔の人に会いたいとは思わないけど、当時のいろんなことを、今も考える。元クリの「なんとなくクリスタル」を過ごして、今、「33年後のなんとなく、クリスタル」がたまらなく、愛おしく、じわじわ感動してます。他の田中康夫作品を読まねばと思う。 感動しました。 時々手にとって、再読します。 ありがとうございました。
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