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絵金、闇を塗る
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2018/07/05 |
JAN | 9784087711486 |
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商品レビュー
3.9
17件のお客様レビュー
天才絵師・弘瀬金蔵こと絵金が主役というより、絵金を金銭的に助けた仁尾や市川団十郎、そして幕末の尊王派と佐幕派の戦いなど武市半平太、坂本龍馬など登場し話が進む。でも、中盤から主役はやはり絵金。絵と目合うかのように描いたという暗闇で蝋燭の火に照らされ浮かび上がる人々を惑わす凄まじい絵...
天才絵師・弘瀬金蔵こと絵金が主役というより、絵金を金銭的に助けた仁尾や市川団十郎、そして幕末の尊王派と佐幕派の戦いなど武市半平太、坂本龍馬など登場し話が進む。でも、中盤から主役はやはり絵金。絵と目合うかのように描いたという暗闇で蝋燭の火に照らされ浮かび上がる人々を惑わす凄まじい絵が目の前に現れるかのような圧倒的な存在を感じた。著者の作品は初読だけど、もっと読んでみたいと思わせる作品だった。解説はどんな感じなんだろと思ったら、西原理恵子の漫画だった
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幕末から明治維新にかけての狂乱の時代に生きた伝説の絵師、「絵金」こと広瀬金蔵。 絵師としての絵金、そして作品が、坂本龍馬に武市半平太、岡田以蔵、市川團十郎など、時代の波に飛び込んでいった人々の人生の歯車を動かす。 なんとも妖しい魅力を放つストーリーは、ジワっとした怖さを感じさせる...
幕末から明治維新にかけての狂乱の時代に生きた伝説の絵師、「絵金」こと広瀬金蔵。 絵師としての絵金、そして作品が、坂本龍馬に武市半平太、岡田以蔵、市川團十郎など、時代の波に飛び込んでいった人々の人生の歯車を動かす。 なんとも妖しい魅力を放つストーリーは、ジワっとした怖さを感じさせる。
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戦国時代やら幕末やら、そもそも狂気に孕んだ時代に翻弄された人々を描くのが上手い作家さんだなぁと思いました。今作の主人公は、幕末から明治維新の頃に絵師として活躍した弘瀬金蔵、通称絵金でありますが、まさに絵金はその時代の狂気に感化されたか、あるいは絵金の持つ狂気にその時代の人々が感化...
戦国時代やら幕末やら、そもそも狂気に孕んだ時代に翻弄された人々を描くのが上手い作家さんだなぁと思いました。今作の主人公は、幕末から明治維新の頃に絵師として活躍した弘瀬金蔵、通称絵金でありますが、まさに絵金はその時代の狂気に感化されたか、あるいは絵金の持つ狂気にその時代の人々が感化されたのか、もしくは相乗作用でお互いがお互いを狂気の道へと突っ走らせたのかもしれない、と感じました。 ホラーファンタジーのような話のつくりも上手。人斬り以蔵や八代目市川團十郎のエピソードなど、ちょっと背筋が薄ら寒くなるような。ちょうど寝苦しい真夏の盛りの夜に読んだので、良き涼感剤となりました。
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