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謎解き「三国志演義」消えた羅貫中
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謎解き「三国志演義」消えた羅貫中

平山浩二郎(著者)

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謎解き「三国志演義」消えた羅貫中

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎メディアコンサルティング/幻冬舎
発売年月日 2018/07/02
JAN 9784344917552

謎解き「三国志演義」消えた羅貫中

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2020/09/25
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謎解きというより、”深読み、裏読み”三国志演義です。 悪い言い方をすれば、三国志演義”陰謀論”。 羅貫中が演義に込めた裏の意味を作者さんがひたすら拾っていく、 もしくは解釈する内容となります。 かなり独自、かつ変わった切り口や見方で 演義を解釈されているので読む人を選ぶと思います。 少なくとも、関羽ファンの方がこの本をどう見るのか個人的に気になります。 とりあえず、この本の主題でもある 問)諸葛亮を殺したのは誰か → 解)関羽 といった内容を有りとするか、無しとするかで この本の評価は分かれると感じました。 いわば、作者さんの解釈をそういう考え方もあると取るか、 そんな馬鹿なと取るかです。ちなみに、私は後者です。 理由としましては、本文が全体的に結論ありきの検証となっているように感じ、 作者さんの主張したい点が”そうくるか”ではなく、 ”それはこじつけでは”と感じることが多かったからです。 諸葛亮を殺したのは関羽。 この結論に繋がるような本編部分(演義本文より抜粋)を使って、 様々な角度で検証している風にしか私には読みとれず、 まるで羅貫中から聞いた、見たとするような 断定口調が多いところも気になりました。 こちらに考えさせるのではなく、こうだからこうだといった押しの強さを 勝手ながら感じてしまい、複雑な気持ちで読み進めました。 また、諸葛亮を殺した人=関羽も驚きですが、 関羽の霊が魏延に乗り移っていた。 しかも、その予兆はかなり前から示唆されていたとなると ちょっとオカルト過ぎてついていけません。 加えて、参考にされている資料が少ないことも気になりました。 内容的に羅貫中の書いた『三国志演義』が主となることは当然ですが、 それと比較するために使用した資料が『全相三国志平話』だけというのは 作者さんの主張を語るには物足りない感じがします。 関羽以外の人物も独自の切り口で言動を裏読みされてしまっているので、 読んでいて気の毒になりました。 劉備も散々、孫権も少ししか出ていないのに結構な言われよう。 曹操も褒められているようでけなされたりと、 演義に関わる主要人物たちの評価がこちらの本では残念な結果になっています。 誤植も大事な部分で何個かあったことも個人的に気になりました。 そうした中、私的に良かったと感じた点は、 『全相三国志平話』の存在を知ることが出来た点です。 そういったものがあるだなんて全く知らなかったので、 こちらは調べてみたいと思います。 いずれにせよ、こちらの本は演義読破済み前提で、 なんでも許せる方向け、もしくは色々な考え方や捉え方が知りたい方向けです。 興味を持たれた方は是非この解釈が有りか無しか、教えてください。 他の方の意見が大変知りたい一冊です。

Posted by ブクログ

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