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百年の女 『婦人公論』が見た大正、昭和、平成
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百年の女 『婦人公論』が見た大正、昭和、平成

酒井順子(著者)

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百年の女 『婦人公論』が見た大正、昭和、平成

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2018/06/20
JAN 9784120050923

百年の女

¥220

商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2025/10/01

『婦人公論』が元はこんなにも硬派な雑誌だったとは…。 雑誌の意義を改めて考えさせられる。 これからの時代、雑誌メディアの変わりはネット記事で、それは消耗され、消えていく運命にある。 歴史をたどる時、一次資料として残っていくものはあるのだろうか。 戦前、戦中、戦後とこんなにも変わっ...

『婦人公論』が元はこんなにも硬派な雑誌だったとは…。 雑誌の意義を改めて考えさせられる。 これからの時代、雑誌メディアの変わりはネット記事で、それは消耗され、消えていく運命にある。 歴史をたどる時、一次資料として残っていくものはあるのだろうか。 戦前、戦中、戦後とこんなにも変わった世の中に、やはり驚かずにはいられない。 常識は、価値は、こんなにも変わっていくものなのだ。 何度も後退して、それでもほんの少しは進んでいるのだと信じたい。

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2024/08/03

創刊百年を機に名門雑誌の100年分をざっくりたどっている。見ようによっては何年もかかりそうなものをどんなふうに見ていったのか知らんけど、いい具合に要所要所を摘まんで概観してくれている。軽めの筆致もあって読みやすい。約400ページがするする読める。こういう仕事を酒井順子さんにお任せ...

創刊百年を機に名門雑誌の100年分をざっくりたどっている。見ようによっては何年もかかりそうなものをどんなふうに見ていったのか知らんけど、いい具合に要所要所を摘まんで概観してくれている。軽めの筆致もあって読みやすい。約400ページがするする読める。こういう仕事を酒井順子さんにお任せしたのは適任だと思う。 100年の歴史の大部分は、女性たちのニーズに応えたり女性の主体的な言動をバックアップする場となりながらも、ついこの間まで男性執筆陣のマンズスプレイニングの格好の場でもあったことを感じた。「中央公論」の妹分として知性派女性誌を気取ったからこそ、社会で影響力をもつ人(男性)の声をたくさん掲載してしまったのかなという感もあり、そういう意味では、何となく想像していたより「婦人公論」は功罪半ばという印象に。

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2023/11/19

『婦人公論』というと、分厚くて対象年齢は少し高めでマダム御用達雑誌、と言うイメージだった。 幼い頃母親が読んでいたような気もするが、そうすると、今の私より若かった…ってコト? (ちいかわぶってもおばさんに変わりはない) むむむ、自分だけが自分のことを若いと思っているのだな! さ...

『婦人公論』というと、分厚くて対象年齢は少し高めでマダム御用達雑誌、と言うイメージだった。 幼い頃母親が読んでいたような気もするが、そうすると、今の私より若かった…ってコト? (ちいかわぶってもおばさんに変わりはない) むむむ、自分だけが自分のことを若いと思っているのだな! さて、大正5年(1916年!)に創刊した婦人公論。 創刊からずっと女性の在り方、立ち位置などを見てきた。 例えば、日本女子大学創設者の言葉は、「婦人といえども人である」。 時代が違うのはわかる。女子教育を理念として掲げた人が、そもそも先進的だった時代。 こんな言葉が残されているということは、つまり、当時女は人ですらなかった…。 今だったらプライバシーの大侵害で炎上案件になりそうな記事もある。 ある上司が、亡くなった自身の有名な部下についてペラペラとプライベートまで喋っている。 昭和の戦争期になると、宝塚歌劇創設者の小林一三は看護婦を嫁にしろ、結婚は見合いでと言う発言。 戦後は中原淳一が、家事のことを考えながら仕事をしたくない、とか、 瀬戸内晴美は、女は男にいじめられたい被虐本能がある…だの(寂聴先生、それって後年考えが変わりました、よね?)。 語られる内容は時代時代でどんどん変わっていくが、100年経ってもまだ、女性は男性より低く見られている。 仕事をすること、家事をすること、夫や姑、老い、皇族の結婚、代替わり…セックスレス、天災。 ありとあらゆるものを文章にしてきた婦人公論。 時代は変わった、でも、戻りやすくもある。 自由や権利は手に入れた。 けれども、それはまだ道半ば。 誰かを貶めて自分の地位を高められる時代は終わった。 共に、の気持ちでこれからを作っていかねばならない。 著者はタイムトラベル、とこの連載を評していた。 確かにその通り。 見えづらかった近現代史がそこにある。 出版不況ではあるが、雑誌には雑誌のプライドが、誉れがあるのだと感じさせる本であった。

Posted by ブクログ