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終わりなき道(下) ハヤカワ文庫HM
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終わりなき道(下) ハヤカワ文庫HM

ジョン・ハート(著者), 東野さやか(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2018/06/20
JAN 9784151767081

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商品レビュー

4.2

10件のお客様レビュー

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2026/06/10

アメリカの作家ジョン・ハートの長篇ミステリ作品『終わりなき道〈上〉〈下〉 (原題:Redemption Road)』を読みました。 ジョン・ハートのSF作品は、5年近く前に読了した『ラスト・チャイルド』以来なので、久しぶりですね。 -----story-------------...

アメリカの作家ジョン・ハートの長篇ミステリ作品『終わりなき道〈上〉〈下〉 (原題:Redemption Road)』を読みました。 ジョン・ハートのSF作品は、5年近く前に読了した『ラスト・チャイルド』以来なので、久しぶりですね。 -----story------------- 〈上〉 刑事のエリザベスは、少女監禁犯を拷問の上で射殺したとして、激しい批判にさらされていた。 州警察が内部調査に乗り出すが、彼女には真実を明かせない理由があった。 同じ頃、元警官のエイドリアンが刑務所から仮釈放された。 ある女を殺した罪をみずから認め、服役していたのだ。 しかし同僚だったエリザベスは尊敬する彼の潔白を信じていた。 エイドリアンは嘘の証言をしたのか? 刑務所の外には、彼を待ち受ける銃口が…。 〈下〉 エイドリアンの出所後間もなく、女性の絞殺体が発見された。 しかも、かつて彼が殺人を犯したとされる同じ教会の同じ祭壇でだ。 これは連続殺人なのか? 疑惑の目がエイドリアンに集まる。 エリザベスは停職中ながら、彼の無実を証明すべく無謀な捜査を進めるが…。 様々な秘密を抱えた女と男の道はやがてひとつに繋がり、邪悪な真実が明かされる! アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)二冠作家が放つ、渾身の傑作! ----------------------- 2016年(平成28年)に刊行された、ジョン・ハートの長篇第4作にあたる作品です。 刑事のエリザベス・フランシス・ブラックは、少女監禁犯を拷問の上、射殺したとして、激しい批判にさらされていた……州警察が調査に乗り出すが、彼女には真実を明かせない理由が、、、 同じ頃、エリザベスの元同僚の警官エイドリアン・ウォールが刑務所から釈放される……ある女性を殺した罪を認め服役していたのだ。 だが、エリザベスは尊敬する彼の潔白を信じていた……男はうその証言をしたのか? 様々な秘密を抱えた女と男の道はやがてひとつに繋がり、信じがたい邪悪の存在を暴く! アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)2冠作家が圧倒的筆力で放つ傑作巨篇。 ひとつの事件を起点に、複数の人物の過去と現在が複雑に絡み合い、やがて大きな真実へと収束していく展開が愉しめました……物語の縦糸となるのは、かつての英雄的刑事エイドリアン・ウォールが関わったジュリアン・ストレンジ殺害事件の真相、、、 この一点に向かって、少女チャニング・ショア誘拐事件におけるエリザベスの発砲事件、出所したエイドリアンを執拗に追う刑務所長、エリザベスに救われた少女チャニング、母を奪われエイドリアンを憎む少年ギデオン、警察でのエリザベスのパートナーであるチャーリー・ベケットの過去 等々のさまざまな横糸が絡み、緊張感を途切れさせませんでしたね……これらの人物たちが抱える痛みや喪失が、物語の中で少しずつ交差し、やがてひとつの真実へと収束していく展開は、まさにジョン・ハートらしい緻密な構成で、ページをめくる手が止まりませんでした。 そして読み終えて強く感じたのは、これは4つの家族の崩壊と新たなカタチでの再生の物語でもあるということですね……血縁であれ、選び取った関係であれ、壊れてしまった絆が別の形で再び結び直されていくという過程が、サスペンスの緊張感の中に温かい余韻を残してくれました、、、 暴力や喪失の影が濃く暗くなりがちな物語でありながら、終盤の怒涛の展開の後には最後に救いが確かに存在する……そのバランスが、本作を単なるミステリにとどめず、読後に深い余韻を残す理由だと感じました、面白かったです。

Posted by ブクログ

2019/08/31

(上巻より) あとは、老弁護士が現役復帰して活躍し、 主人公を助け、 最後には思い残すことなく死ねる、と言っていたのが印象的。 一応ハッピーエンドなのだが、 貧富に関わらず悪い親から離れ、 他人同士で砂漠で暮らすという、 おとぎ話のようなラストには驚いた。

Posted by ブクログ

2019/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「わたしが望んでいるのは堕胎をしたりうそをついたりする前の娘だ。おまえは、わたしの言うことを聞き、言いつけに従いさえすればよかったのに、わたしから娘を取りあげた。そんなことさえなければ、わたしたち一家も教会も昔のままでいられたのに」彼は娘に呼吸をさせてやった。 エリザベスは息を切らしながら、かすれた声を出した。「わたしが取りあげたんじゃない。あなたが殺したのよ」 「そんなことはしていない」 「したでしょうに。ここで。この祭壇で」父はぴんとこないようだった。きっと、わからないのだろう。少女だったエリザベスを葬ったのは、レイプでも堕胎でもない。目の前にいる父だった。父に裏切られたからだ。なんとも皮肉な話だ。愛する娘を殺した父が、それを取り戻すために十二人もの女性を殺したとは。 いやでも最後キャロル(ベケットの奥さん)の存在が1番怖~てゾクッとしたな… いや本人が怖い人間とかそういうのじゃないんですけど… 彼女を庇いたいがために起こした行動が元で多くの人間の運命が狂わされたのに本人は何も知らずに(本当に何も知らないのかな…)無邪気に笑ってる感じが・・・

Posted by ブクログ

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