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津軽 角川文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/06/01 |
JAN | 9784041067949 |


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商品レビュー
4.1
24件のお客様レビュー
情けなくて、愛おしくて、クスッとしちゃって、ニヤッとしちゃう そうしながらも、読者の中の太宰っぽい部分をつつかれて、なんか共感してしまう感じ 文献の引用部分が私にとっては読みづらくて、すこし大変でした。他はスラスラ読める。いい本だよ〜
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太宰治の津軽紀行文。彼にとっては故郷であるので、多分に自分探し的な意味合いも含まれ、風土の解説だけではなく、追憶と述懐と何かに対する言い訳とがずっとついて回る。 序編では、金木、五所川原、青森、弘前、浅虫、大鰐の六つの町についての思いが語られる。これらの町は太宰治が幼少の頃実...
太宰治の津軽紀行文。彼にとっては故郷であるので、多分に自分探し的な意味合いも含まれ、風土の解説だけではなく、追憶と述懐と何かに対する言い訳とがずっとついて回る。 序編では、金木、五所川原、青森、弘前、浅虫、大鰐の六つの町についての思いが語られる。これらの町は太宰治が幼少の頃実際に住んだり訪れたりした縁の深い町なので、思い入れが強い。そのため、序で思いの丈を述べたきり、本編の紀行文ではこれらの町は取り上げない、との宣言でこの章は終わる。司馬遼太郎の『北のまほろば』で得た弘前に関する歴史知識のことも思い出しつつ、弘前城があるのに県庁所在地の座を青森市に奪われたことへの悔しいような情けないような気持ちなど、エッセイとして楽しく読んだ。 本編は、巡礼、蟹田、外ヶ浜、津軽平野、西海岸、という五章から成っている。蟹田、外ヶ浜のあたりはひたすら酒の心配ばかりしていて、文学談義(というか鬱憤)も気持ちよくはなく、もう読むのやめようかなと挫折しかけたのだが、「最後は感動する」との情報も得ていたのでもうちょっとがんばることに。 津軽平野の章では岩木山(津軽富士)やヒバや林檎の話など太宰版風土記らしさが盛り返してきて、私も読む気を取り戻す。そして最終章、これまでそんなこと一言も書いていなかったのに、旅の最終目的地をどこと定めていたかが明らかになり、事前情報どおり、ドラマチックな展開が待っていた。 なんだ、ただ女々しく弁解めいた語りばかりする人かと思っていたら、こういう職業作家みたいなこともできちゃうんですね。「自分探し風」なこの紀行文のスタイルも、百パーセント本音ではなく作家的虚飾なのかもしれない。もちろん作家の書くものが百パーセント本音でないといけない義理なんてないのだからそれはそれでいいのだけど、ではあの終わり方はなんだ。私みたいな読者が抱く感想への先回りだろうか。「太宰治作品もっと読んでいきたい」とは今は正直思ってないが、「太宰治って少し読んだけどああいう感じでしょ」などとは言ってはいけない油断ならなさを感じとったところで、この読書は終える。
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1877978555432526268?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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