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アルゴリズム・キル
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
クロハシリーズの第4作目である本作は、MMORPGに存在する「kilu」という謎のアカウントと複数の未成年者の殺人事件がリンクしていると気付いた所から、クロハならではの独自捜査が始まっていく。 連作短編集の『衛星を使い、私に』でクロハの過去を知りつつ、これまでの作品の登場人物達...
クロハシリーズの第4作目である本作は、MMORPGに存在する「kilu」という謎のアカウントと複数の未成年者の殺人事件がリンクしていると気付いた所から、クロハならではの独自捜査が始まっていく。 連作短編集の『衛星を使い、私に』でクロハの過去を知りつつ、これまでの作品の登場人物達が再集結する本作は懐かしさを感じつつも程良い緊迫感で読み進めることは出来たのですが、1作目の『プラ・バロック』の衝撃を越えることは無かったのが少し残念でした。 1作目で逃亡した真犯人との対峙を描く続編に期待したい所です。
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クロハは県警本部から所轄署へ移動して交通課員になって、警察音楽隊のイベントを担当していた。そのイベントの場に、瀕死の少女が乱入してくる。全身打撲で歯もすべて、折れており、まもなく死亡してしまう。それから次々と痩せ劣った少年少女の死体が発見されるが、奇妙なことにRPGのゲームにその...
クロハは県警本部から所轄署へ移動して交通課員になって、警察音楽隊のイベントを担当していた。そのイベントの場に、瀕死の少女が乱入してくる。全身打撲で歯もすべて、折れており、まもなく死亡してしまう。それから次々と痩せ劣った少年少女の死体が発見されるが、奇妙なことにRPGのゲームにその場所が事件ごとにマーキングされていく。一方、所轄署ではどうやら不祥事が起こっているようで、異分子のクロハは冷たい目にさらされることになる。県警本部のスパイと疑われているのではとクロハは疑心暗鬼になる。 なかなか出だしは快調なのだが、所轄署の不祥事の辺りでごとごちゃしてきてたるんでしまう。人間関係のぎくしゃくした感じがちょっと鬱陶しい。この不祥事は必要だったかなあ。確かに、それらに反応するクロハの繊細さが分かり、いろいろな不安や孤独に陥りながらも、それを振り切るために常に考え、果敢に行動するクロハの魅力は出ている。最後の少年が発見される場面は、ちょっと感動する。
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クロハシリーズの長編第3弾。孤独の中でクロハが辿り着いた救いとは… 。これまでにない静寂の中、ストーリーが進んでいく。
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