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上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2018/06/07 |
JAN | 9784022619310 |
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上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
今のままでいくとまず死ぬまでお一人様なのでかなり興味を持って読み進めた。 医者にどんな死に方が良いですか?の質問に癌と答えたのが意外。 でもその理由を読んで納得。 新たな発見がたくさんある一冊だった。
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父母ともに入院している。あまりいい状態ではない。特に母は入院してからどんどん状態が悪くなっている。胆石の影響か、腸閉そくを起こして点滴だけの時期がずいぶん続いた。腎不全から透析をすることになってしまった。認知症の傾向も出始めている。家に連れて帰った方がよかったのだろうか。レビー小...
父母ともに入院している。あまりいい状態ではない。特に母は入院してからどんどん状態が悪くなっている。胆石の影響か、腸閉そくを起こして点滴だけの時期がずいぶん続いた。腎不全から透析をすることになってしまった。認知症の傾向も出始めている。家に連れて帰った方がよかったのだろうか。レビー小体病と言われて父が入院してからは母は1年ほど一人暮らしをしていた。元気にしていたのだが、腰が痛いと言って入院。それから3ヶ月。病院も3つめだ。家で、訪問介護を受けながらの方がかえって元気だったのかもしれない。とにかく、つらそうなのがかわいそうで仕方ない。90年生きてきて、最後の最後にそんなしんどい思いをさせなくても良かったのではないか。相談できる人がきっといるはずなのだが、本書を読みながら、またまたいろいろと考えさせられた。けれど、忙しさにかまけて、何もかも姉に任せきりになっている。父の方はまだ、おだやかな寝顔で、救われる。足はパンパンにはれているが。
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おひとり様の老後をずっと取り組んできた上野女史の、遂には終末期の課題が展開する。それは即ちわたしの課題でもある。 わたしには後悔がある。この10年間で3人の親族の終末期を、しかも2人は喪主として、わたしは関わった。他に手があったのではないか。とずっと思ってきたが、この本を読んで...
おひとり様の老後をずっと取り組んできた上野女史の、遂には終末期の課題が展開する。それは即ちわたしの課題でもある。 わたしには後悔がある。この10年間で3人の親族の終末期を、しかも2人は喪主として、わたしは関わった。他に手があったのではないか。とずっと思ってきたが、この本を読んで改めて強い痛みと共にその想いを強くした。3人とも、病院で死なせた。最後の死に方も本人の意思など確認できなかった。しなかった。1人目は「セデーション」を何の疑問もなく選択し、臨終時に兄の到着に間に合わせるために蘇生措置までしてしまった。2人目は、臨終のタイミングがわからずに一週間何も栄養を採っていなかったことに気がつかなかった(医師は苦しくはなかったと言っているが)。妻の見舞いを2回しか実現させなかった。3回目(その妻)は、(反省を活かして)胃瘻をしてしまった。その前に身体拘束が数週間続いたことを了承してしまった。なぜ、わたしがこんな事を判断しなくてはならないのか、ずっと戸惑いながらやってきた。 わたしには、まだ10年以上はあると思う。わたしの周りに環境はあるのか、そこから調べなくてはならないし、少なくとも終末期の医療の意思を病院に伝える工夫や、救急車を呼ばない仕組みや、介護必要時の家での介護体制構築の仕組みなど、準備体制を作らないとならない。 この本を読んで、終末期でも単身者は、充分希望し満足して死ぬことができることが(いまのところは)理論的に可能だということが知れた。現在、要介護の高齢者は高齢者人口の約1.8割、そのうちまた6割が認知症と言われているらしい。最悪の場合を考えながら、気楽に準備していきたい。1年に一回は読み返して、できる所から始めたい。 2018年7月読了
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