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音のない花火 ポプラ文庫
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音のない花火 ポプラ文庫

砂田麻美(著者)

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音のない花火 ポプラ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2018/06/05
JAN 9784591159255

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音のない花火

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商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2023/06/20

他のレビューをみて、ノベライズと知った。リアルを淡々と撮ることに主眼をおいている印象。立ち止まることなく、どんどんコマが進んでいく。家族や仕事や男友達との向き合い方、父の死に対する感情の揺れ、バーマスターや上司からの説教、スピリチュアルな登場人物…いろいろ出てくるけど、1つの事象...

他のレビューをみて、ノベライズと知った。リアルを淡々と撮ることに主眼をおいている印象。立ち止まることなく、どんどんコマが進んでいく。家族や仕事や男友達との向き合い方、父の死に対する感情の揺れ、バーマスターや上司からの説教、スピリチュアルな登場人物…いろいろ出てくるけど、1つの事象や関係性を深く掘り下げるのではなく、広く浅く観ているカンジ。全体的に輪郭がぼんやりしていて、感情の深いところに触れることへの恐れや遠慮、億劫さを感じる。 身近な家族の喪失が、音のない花火の非現実感に繋がるのは、なんとなく共感。

Posted by ブクログ

2022/03/08

砂田麻美さんは映画監督・ドキュメンタリー作家 ドキュメンタリー映画『エンディングノート』(2011年)が初監督作品。 末期がんと診断された彼女の父の最期に迫ったドキュメンタリー。 砂田さんの本は2冊目。 初めて読んだ本は『一瞬の雲の切れ間に』 この本は「本の雑誌」2016年上...

砂田麻美さんは映画監督・ドキュメンタリー作家 ドキュメンタリー映画『エンディングノート』(2011年)が初監督作品。 末期がんと診断された彼女の父の最期に迫ったドキュメンタリー。 砂田さんの本は2冊目。 初めて読んだ本は『一瞬の雲の切れ間に』 この本は「本の雑誌」2016年上半期ベスト1に選出された。 心に残る本だったので、彼女の処女作『音のない花火』を手にした。 この本を手に入れたのはいつだっただろう… 末期がんの父と、父を見送る娘の物語。 私自身、5年前に母を見送った。 ようやくこの本を読めるようになった… そんなことを感じながら読んでいた。 ただ…、帯にある ラスト3ページでー、は…?

Posted by ブクログ

2021/06/03

初めて読む作者 砂田麻美氏の本である。 主人公の藤田しぐさ 29歳。 父親は69歳で、ガンが、発見された。 それは、もう末期のガンであった。 仕事一途で、家庭を顧みなかった父親に母親は、ガンと知っても、それほどの落胆差はなく、10歳上の姉、そして8歳上のアメリカで、仕事をして...

初めて読む作者 砂田麻美氏の本である。 主人公の藤田しぐさ 29歳。 父親は69歳で、ガンが、発見された。 それは、もう末期のガンであった。 仕事一途で、家庭を顧みなかった父親に母親は、ガンと知っても、それほどの落胆差はなく、10歳上の姉、そして8歳上のアメリカで、仕事をしている兄も、心の中は、動揺しているのだが、・・・表面は、淡々としたように、書かれている。 父から、「若尾文子と大原麗子の違いは?」と、聞かれるしぐさは、「結婚したいタイプと彼女にしたいタイプ」と、答える。 今の人には、わからない女優さんであろう。 我が父も、商社マンであり、大企業の企業戦士であった。 この時代の父親像が、よくわかる気がする。 しぐさは、父の残り少ない日々を、兄が住んだ家で、一緒に過ごすのだが・・・ 少しづつやつれていく父親。 それでも、仕事がらみだけど、神戸へ一緒に父母を連れていたりとする。 最後に入院してしまうのだが、・・・・ 兄は、子ども3人を父に見せるために、帰国する。 悲壮感ばかりの記述でなく、そこには、家族の絆も書かれており、母親も、淡々としていたのに、悲しみは深いものであり、死後、父の洋服にも執着していた。 男でも女でもない小堀さんの最後の言う事が、「親が子供に望むことは、地面の下に眠る沢山の不幸を見ないで一生を終えて欲しいという事・・・・」と。 今まで、思いつかない言葉であった。 私にとって、父は偉大であり、参与迄、駆け上がり、部下の信望も厚く、自分の好奇心も深く、この当時でさえ、海外旅行ヘ行ったり、国内旅行も全国制覇して、退職しても、顧問を引き受けたりとしていた事を思うと、自分が、その年に近づく年になって来て、怠惰な時間を過ごしている事に気が付く。 いつも末っ子の私を大きなオーラで、包んでくれていたと。 もっと、父と話をしたかったと、この本を読んで余計に思った。 題名の、「音のない花火」は、しぐさが、両親を神戸ヘ一緒に行った時に、父方の従姉妹の早苗さんの提案で、神戸港の花火を自分の職場から観覧できるからとの誘いだして、感じた花火であろう。 そこは、20階の、オフィイス 180度パノラマのような会場での花火観覧。 しかし、防音ガラスの為に、花火の打ち上げの音が、目の前の花火の美しさの中で、今そこに、花火が上がっているのだという確信が持てない。 花火の上がる夜空とその音、そして人の賑わう音が、目の前の映像だけ・・・・ 父親は、満足したのだろうか? そんな事も聞けず、しぐさは、どう感じていたのだろう。 只々、父の死への時間が、長くして欲しいと、思っただけなのだろうか? 一瞬で、華麗な姿を夜空に展開する花火、アッとういう間に、消えてしまう花火。 そして、防音ガラスで、隔たった会場での音のない場所で、無機質な空間のみが、存在する。 作者は、どんな気持ちで、この題名をつけたのだろうか?と、思いながら本を閉じた。

Posted by ブクログ

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