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ミルク・アンド・ハニー
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/05/30 |
JAN | 9784163908397 |
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ミルク・アンド・ハニー
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商品レビュー
3.4
35件のお客様レビュー
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この夏から村山由佳作品に心をざくざくに刻まれている。 最寄りの図書館に村山由佳作品が相当数あることに気づき、その中から一冊何気なく手に取ったのがこの本だった。まさかそれが夏に読んで私の心をシュレッダーにかけた、『ダブル・ファンタジー』の続編だったとは。 ・正直あの続編として結末を迎えるなら、奈津が相手の男かその妻に刺し殺されるとか、悲しく枯れ果てて終わりとか、そういうのかな…と思ってびくびく読んでたので、ハッピーエンドで結ばれてほっとした。奈津、変わったねぇ。そんな満足しきってしまって、仕事は大丈夫かな? ・「別れる」って本当に気力体力のいることだよね。一度深い仲になって、しかも法的なつながりまであったりすると、めちゃめちゃ疲れることだろうなぁ。 ・奈津の、表現者としての人生への向き合い方が深堀りされていたのも良かった。当たり前なんだけど、仕事は人の人生の重要なパーツなんだよ。それは本来、「仕事」「プライベート」と切り分けられるものじゃない。仕事が人生を作り、人生が仕事を作る。 ・前作に比べると、性描写より男(というか大林)に振り回される描写が目についた。省吾に比べ、大林は…うーん…シンプルなクズなのに超面倒な男で、そういう存在が常に奈津の背後にいる感じがして、落ち着かなかった。 ・いろいろいた男たちの中で、キリン先輩だけはどうなった?と気になるな。そんな簡単に切れてしまうのね。 しかし、本当に筆力が卓越してるよね。最近官能小説家の本をさらさらと読んではがっかりしているけど、村山由佳の文章の織り方はとんでもないよ。格が違うの一言。 ★の付け方に迷ったのだけど、自分の★5リストに入れたくない気がしてしまって評価無しのままにすることにした。なんでだろう。どうしよう。 追記:やっぱりこれは★5に入れるしかない。これは、最高の文学としての官能小説だ。
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知らずに読んだがダブルファンタジーの続編だった。好奇心が強く惚れやすいのにいつも満たされない心と身体を持て余す奈津。 "嫌われないために自分の望みは飲み込む。本当にしたいことは隠れてする" 厳しい母のもとでそんなクセが染み込んだ結果、欲求を伝えられないし諦めるのが上手になっていく。…自分にも当てはまるので共感しながら読んだ。前半は芝居掛かった恋愛が多めでサラサラと読んだが後半がよかった。 40過ぎまで束の間の恋愛とセフレと夫でバランスを取ろうとしてきた彼女が最後には身も心もハッピーエンドになれていい話でした。
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2009年1月に発売された『ダブル・ファンタジー』の続編です。 553ページと言う分厚さ、そして行間から香り立つような濃厚な性描写で読了まで結構な時間を費やしました。 主人公は脚本家・高遠奈津、省吾との離婚後、大林一也と暮らしていますが心も身体も満たされない日々を送っています...
2009年1月に発売された『ダブル・ファンタジー』の続編です。 553ページと言う分厚さ、そして行間から香り立つような濃厚な性描写で読了まで結構な時間を費やしました。 主人公は脚本家・高遠奈津、省吾との離婚後、大林一也と暮らしていますが心も身体も満たされない日々を送っています。 そんな中、志澤一狼太、岩井良介、加納隆宏、様々な男性たちと逢瀬を重ねて行く奈津。 激しい性描写と、奈津と男達のメールやラインのやり取り、クズな最低男、大林、とあまりに濃すぎる内容で途中からお腹一杯、胸一杯になりつつも、この物語の着地点が気になり最後まで読み進めて行きました。 泣けてしょうがなかった終章、全てはそこに辿り着くまでの序章に過ぎなかったのかも知れないけれど、ハードな官能小説を読み終えた印象。 ある意味、村山さんの筆力に驚かされた作品。
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