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回顧録(下) 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2018/05/01 |
| JAN | 9784122065901 |
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回顧録(下)
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
近代日本の外交史を深く掘り下げた本書は、著者の多彩な経歴を通じて、当時の歴史的背景や外交の舞台裏を鮮やかに描き出しています。特に、著者が外務大臣としてパリ講和会議に臨む様子は、実際の出来事を生き生きと伝え、読者を圧倒します。吉田健一の解説も魅力的で、作品全体の理解をさらに深める要素となっています。年譜や人名索引が付いているため、歴史に興味がある方にとっても非常に便利な一冊です。読み応えのある内容が、まるでサラッとした文章の中に隠されているかのような印象を与え、思わず一気に読み進めたくなる魅力を持っています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
以下抜粋~ ・原は大事な問題については元老方面にも了解を得ておくことが政務の進行上便利であると考えたらしく、山県及びその代表ともいうべき寺内に対しては常に妥協的な態度を取っていた。 一方加藤(高明)はこの点についてむしろ正反対の態度を取り、元老がいつまでも政治に容喙して時の当局を...
以下抜粋~ ・原は大事な問題については元老方面にも了解を得ておくことが政務の進行上便利であると考えたらしく、山県及びその代表ともいうべき寺内に対しては常に妥協的な態度を取っていた。 一方加藤(高明)はこの点についてむしろ正反対の態度を取り、元老がいつまでも政治に容喙して時の当局を悩ますのは不都合であるとの信念から、政治向きには元老との接触を避けていた。 ・日本が世界の列強の一員として将来その文化的な使命を果たす上において、これまでの教育施設では到底不十分であることは明白で、外国では義務教育の年限が8、9年であるのに日本においてはその半分に過ぎず、しかも他国に比較して漢学の困難があり、当局としても従来これらの事情はよく解っていて、決して問題の解決を怠っていたわけではなかった。 そのような次第で明治40年3月に官報を以って義務年限を6年とし(従来4年)、続いて高等科を2年もしくは3年とした。 ・西園寺さんは子分を作らず、派手な政治家ではなくて、文事に趣味を持ち、在職中も時折当時著名な文士を招待してその会合を雨声会と称し、公は他の出席者とともに席画、俳句の寄せ書きなどをして興じておられた。 ・(パリ講和会議にて)米国はドイツの正当な主権者として厳密に憲法の根拠によって保証されたドイツの人民の代表以外のものとは商議を開くこと能わず、ドイツの軍政者、或は専制君主と商議するがごときは絶対に拒絶するところなりと明確に通牒したのである。 ・(パリ講和会議)特に目立ったのは、歴史上いつの世でも必ず問題となる、各地散在の不遇な少数民族である。吾々の宿題もこういう稀有の機会に解決して貰おう、治癒して貰おうとの念願で、わざわざパリまで押し掛けて来ている。 ・フランス人が理性に長じ、理論を好み、或はこれに拘泥する性癖は既に一般に認るところであるが、会議中にも、いかにもそれが適評であることを実感した。 フランス人は、質素、倹約、真面目で几帳面な民である。物事に徹底的で、いい加減なことは嫌いである。 フランス議会ほど小党派の多数に分かれている所はない。これもおのおのその理屈を固執して主張を曲げぬ性格の現れではないかなど考えさせられたが、会議中の見聞に徴し、ますますそういう平生の観察を強めたのである。 ・イギリス人は、概括的に評すれば、反対に几帳面ということは言えないようである。臨機応変の性質を多分に持合せている。 数百年来、議会政治、政党意識、その他異民族支配の経験等に依り、純理一点張りでは到底納まらないということを自覚して、自然折り合いを尊び、習い性となって、その国民性を大成したとも言えようか。
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半ば吉田健一の解説目当てで買ったのだが(吉田健一名義の文庫に再録されているというのに……)、この本自体が予想以上に面白く、特に下巻はほぼ一気読みだった。なんか物凄いことがサラッと書いてあるところに圧倒される。
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文相、枢密顧問官、農商務相、外相などを歴任し、パリ講和会議にのぞむ。オーラル・ヒストリーの白眉。年譜・人名索引つき。〈巻末エッセイ〉小泉信三、中谷宇吉郎
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