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飢餓と戦争の戦国を行く 読みなおす日本史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2018/05/01 |
JAN | 9784642067638 |
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飢餓と戦争の戦国を行く
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飢餓と戦争の戦国を行く
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鎌倉時代から戦国時代にかけての日本において、民衆が戦争(自然災害や疫病も含む)とそれによって深刻化する飢餓とどう向き合っていたかを、数々の文献から推測している。戦争はもちろん民衆に悲惨な状況を招くが、その中でしたたかに逞しく生き長らえたその方法に主眼が置かれている。 歴史の授業...
鎌倉時代から戦国時代にかけての日本において、民衆が戦争(自然災害や疫病も含む)とそれによって深刻化する飢餓とどう向き合っていたかを、数々の文献から推測している。戦争はもちろん民衆に悲惨な状況を招くが、その中でしたたかに逞しく生き長らえたその方法に主眼が置かれている。 歴史の授業やドラマで言及される昔の大飢饉において、「生き延びた人達はどうやって生き残れたんだろう」という疑問を持ったことがある。本書ではそれに対する答え(推測)を知ることができた。危機に直面した為政者達にしても、「悪政」と言われている事象においても見方を変えれば「民衆を、国を存続させるための究極の手段」として執行されていたとも取れる政策が紹介されている。 「サバイバル」という言葉が何度も出てきており、昔は現代の価値観・倫理観を重ねられる環境ではないことを思い知らされる。自分の祖先達がどんな行動を取ってきたのか、知りたくもあるし知りたくもない現実がある。
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民衆の歴史というので感心したことは無かったが、これは具体的な例を出し、一方的な被害者ではなかったことや領主も領民の保護に努めたなど事実をベースとした書きぶりが素晴らしい。 戦禍が酷ければ、その反対に平和の価値が高くなる。そこから秀吉の統一が高い評価を受ける。 近世封建社会の抑圧...
民衆の歴史というので感心したことは無かったが、これは具体的な例を出し、一方的な被害者ではなかったことや領主も領民の保護に努めたなど事実をベースとした書きぶりが素晴らしい。 戦禍が酷ければ、その反対に平和の価値が高くなる。そこから秀吉の統一が高い評価を受ける。 近世封建社会の抑圧性を強調すれば戦国時代の流動性が高く見られる。 そこは個人の価値観が強く出るが、弱者は平和の方が良いことは確か。
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鎌倉から戦国時代の飢饉と一揆と戦が書かれています。 日本にも奴隷として人が売り買いされていたこと、戦いのときに略奪が行われていたこと、それを禁止したことも書かれています。 保元平治の時代から関ケ原の戦いまでの干ばつ、水害、飢饉、疫病のデータがグラフにまとめられています。それらの頻...
鎌倉から戦国時代の飢饉と一揆と戦が書かれています。 日本にも奴隷として人が売り買いされていたこと、戦いのときに略奪が行われていたこと、それを禁止したことも書かれています。 保元平治の時代から関ケ原の戦いまでの干ばつ、水害、飢饉、疫病のデータがグラフにまとめられています。それらの頻度を見ると、現在の異常気象や新型コロナが、歴史的観点からすると特別ではない起こりうる現象の一つなような気がします。 歴史の登場人物が戦の戦略のみではなく、飢饉のとき、戦のときにどういった政策をとったかをこの本を読んで知って、好きな歴史上の「推し」をもう一度考え直そうと思います。現在の気象や政治を考えるきっかけにもなりました。 210.4
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