愛し オンブルーC

くれの又秋(著者)

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2018/05/25
• JAN: 9784396784508

商品レビュー

2023/01/03

序盤はオムファタールの不可解さに対する戸惑いで引っ張り、佳境に入ってから読者の共感をスマートに反転させる構成が首尾よく、王道の満足感。好意を自覚する前の逡巡の状態から会話の中で段階を一気に飛躍させる軽やかな作劇もうれしい。BLのカラッとした男の子はやっぱりいいな。劇中初挿入時のキャラ視点の構図が独特でなんか忘れ難い。

2022/04/17

大学生翔真が中学の同級生の芦田を介抱したことで関係スタート。芦田は住処がないからと言い、翔真の家に居座る。芦田は拗らせてて心理がよく分からないけど、翔真が突き放されても健気に頑張っててその姿が心にくる。最初そっちが受け？？？とビビったが、次には受け攻め変わってた。つまりリバもの。2度目以降の攻め受けの方がしっくりきたかも。雰囲気好きだった

2020/03/12

『BL史上最高のリバ』の帯の煽りに惹かれて購入。
こじらせバイ×お人好し純粋ノンケの同級生再会ラブ。
バイの翔が恋人に振られるところから始まり同居し始めてノンケの翔真にちょっかいかけたり〜〜でノンケが恋してしまうまあややありがちパターン。
バイの翔が受けだったり攻めだったりするんだけどそれを受け入れる翔真が本当に男前でピュアで大らかで包容力の塊。

〝どうにか相手に俺を意識してほしいっておもっちゃったから…負け戦でも引けなくなっちゃったよ〟

この翔真のセリフが印象的で、本当に翔真を嫌いになれる人がいるなら見てみたいに同感すぎる。
恋愛に悩む翔も翔真の人間性に陥落した後のエッチも良かったけどすごくその後も見てみたい。