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アメリカ本土を爆撃した男 新書版
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日ワンズ |
発売年月日 | 2018/05/09 |
JAN | 9784909447005 |
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太平洋戦争の緒戦の真珠湾以降の快進撃以降、圧倒的な物量差の中で徐々に劣勢に回っていく日本。開始1年後の昭和17年にもなると、4月18日に空母ホーネットから飛び立ったドーリットル中佐率いる16機のB25が東京をはじめとする各地の軍事施設を爆撃する初の本土空襲が実施された。そこに至る...
太平洋戦争の緒戦の真珠湾以降の快進撃以降、圧倒的な物量差の中で徐々に劣勢に回っていく日本。開始1年後の昭和17年にもなると、4月18日に空母ホーネットから飛び立ったドーリットル中佐率いる16機のB25が東京をはじめとする各地の軍事施設を爆撃する初の本土空襲が実施された。そこに至る経緯として、日本はアメリカに対して伊号潜水艦による通商破壊戦を展開し、アメリカのタンカーや輸送船の破壊、サンフランシスコの石油設備などを攻撃していた。この頃アメリカ人の日本に対する復讐心も相当なレベルに達していた。前述のドーリットル空襲は巨大な爆撃機を空母から離陸させること、更には日本本土空襲後に中国大陸へ抜けるまでの燃料がギリギリ持つかなど、かなり危険な任務であった。その分、我が国が他国の空襲を受けたと言う政府をはじめとする国民のショックは大きかったに違いない。 この様な経緯を経て、日本側も米本土空襲を海軍中心に企図し高松宮殿下(当時海軍大佐)から直々の空襲命令を受けたのが、本書に記載される藤田中尉である。当時潜水艦伊25号の飛行長であり、潜水艦から発着可能な零式小型水偵に爆弾を積み、米国本土を空襲するという前代未聞の任務が下った。アメリカ上空に他国の飛行機、しかも敵国の機体が飛ぶなどは、レーダーや対空防衛に優れた装備を持っているから、ドーリットル空襲に負けじ劣らじ危険な任務である。それをやってのけた本書主人公の藤田信雄とは如何なる人物か。帝国海軍エースパイロットと言われながらも操る機体は零戦などの戦闘機ではなく、潜水艦から発出される「金魚」と呼ばれる機体。本書はその藤田の空襲任務と戦後の人生を追っていく。 内容は実際の任務に至る経緯や、爆撃の様子、そして現代社会で金物商から身を起こし、金属企業を株式会社まで育て上げた藤田の人生が交互に紹介されていく。特に戦後の藤田の活躍と会社の倒産など波乱に満ちた人生は、アメリカ本土空襲という前代未聞の偉業を成し遂げた男の人生に相応しくも感じる。 戦争は復讐が新たな復讐を呼ぶ復讐の連鎖と言われるが、藤田は戦後に、自分が爆弾を投下したオレゴン州ブレッキングス市民より称賛される立場になる。同市のイベントに招待され自身の経験を日米友好のために語り、時の大統領レーガンからも手紙を受け取るなど、「アメリカ本土を爆撃した」男の扱いとしては、本人も想像しなかった展開が訪れる。その後、恩を忘れない藤田は同市の市民を無償で日本の筑波科学万博に招待するなど交流が続く。当の藤田といえば息子に会社を任せたのち、多額の負債を抱えて会社が倒産。戦時中の教え子が経営する会社に就職し、ゼロからの再スタートになるなど、天国から地獄へ落ちた様な人生を送る。この辺りのストーリーの入れ方も、戦闘機が敵機に追われて海面スレスレまで急降下をしながらも、海に激突せずに再び上昇するかの様な映像を思い起こさせる。潜水艦が水雷攻撃を避けて海底深く潜りながらも海底に激突せずに再び浮上する様なものだ。兎に角この藤田という男は太平洋戦争を生き延びただけに、そのバイタリティは70を過ぎても変わらなかった様だ。 本書はこの様に時間軸を戦時と現代で交差させながら波乱に満ちた人生を描いていく。我が国にこうしたアメリカ本土空襲という歴史的事実があったことを知るだけでなく、戦後に如何にしてそれがかつての敵国同士から友好へと変わったか、そして人間の底力の様なものを学ぶことができる。復讐心も敵愾心もなくただ平和を願い続ける人々の力で、現在の平和があることをしっかり認識したい。
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まったく。 こんな事実があったことを、日本人のどれくらいが知ってるのか。風船爆弾が米国本土を直撃していたことくらいは知識にあったが、まさか、潜水艦からの航空機爆撃がなされていたとは。 この辺は事実かどうかあれなんだが、米国が非人道的な民間人への爆撃を決行した後に、敢えて山林への...
まったく。 こんな事実があったことを、日本人のどれくらいが知ってるのか。風船爆弾が米国本土を直撃していたことくらいは知識にあったが、まさか、潜水艦からの航空機爆撃がなされていたとは。 この辺は事実かどうかあれなんだが、米国が非人道的な民間人への爆撃を決行した後に、敢えて山林への爆撃を決行したとは。 日本が敗戦で失ったもの、否定しようとしたものは余りに大きい。 何の影響かはともかく、ちゃんと戦前、戦中、戦後を評価しないといけないじゃないかと思わせる。 ただ、構成と文章が余りに稚拙すぎてとてもプロの関わった本とは思えないのが残念だ。
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