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はい、チーズ 河出文庫
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はい、チーズ 河出文庫

カート・ヴォネガット(著者), 大森望(訳者)

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はい、チーズ 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2018/05/08
JAN 9784309464725

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商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2022/01/13

全編すごく面白い。落語のようなテンポの良さ、それぞれのオチの意外さ、ハッピーエンドもバッドエンドもありつつどこか優しさに満ちた雰囲気も全てがよかった。 特に小さな水の一滴がかなり良い、まさかの大逆転にニヤリとした。

Posted by ブクログ

2020/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一つのジャンルに限定できない短編集。好きなものをいくつか。 「FUBAR」…「かわいそうな自分が大好きで、それを変えるようなことはしたくないなら」プールに飛び込もう! 「エド・ルービーの会員制クラブ」…この短編集の中では長めの話。悪者退治は手術室で。気持ちよく読み終えられる。 「この宇宙の王と女王」…世間知らずの青年と少女が現実の一面を見て大人になる話。二人が宇宙の王と女王なら、カルピンスキーは宇宙の救世主。

Posted by ブクログ

2019/05/30

カート・ヴォネガットの初期の短編集。着想はどれも面白いものの、大きな物語が始まる前に終わったという印象が強く、インパクトはやや薄めである。一番よかったのは冒頭の「耳の中の親友」で、補聴器が人間の内面を暴き、語りかけてくるという、siriやSNS時代を予見させるかのような一遍でアイ...

カート・ヴォネガットの初期の短編集。着想はどれも面白いものの、大きな物語が始まる前に終わったという印象が強く、インパクトはやや薄めである。一番よかったのは冒頭の「耳の中の親友」で、補聴器が人間の内面を暴き、語りかけてくるという、siriやSNS時代を予見させるかのような一遍でアイディアは面白かったのだが、そこから何かが起こるわけでなく、日常の異分子で片付けられたのが個人的には乗り切れなかった。あとがきでスケールよりも寓意性を取った短編であると書かれていて、それには納得したものの、その機械が蔓延る未来への恐怖感とそれを見たい願望のほうが勝ってしまったので肩透かしというのが正直な感想である。基本的にはヒューマニズムに溢れており、バッドエンドは少なく、ハッピーエンドが多かったのもそれに拍車をかけたのかもしれない。悪くはないしクオリティも高いが好みではなかった。

Posted by ブクログ

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