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死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者
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死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者

小堀鴎一郎(著者)

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死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2018/05/02
JAN 9784622086901

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死を生きた人びと

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商品レビュー

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2023/09/24

在宅医療で診るそれぞれの「死に方」。現場で起きる問題ついて、本人の理解、支える家族の捉え方、社会観念、医療制度などを事例を挙げながら解説していて深くも分かりやすい。 また、症例に対してとても思いやりがあり、家庭そのものに触れる優しさと強さを持って看取りをしているにもかかわらず、...

在宅医療で診るそれぞれの「死に方」。現場で起きる問題ついて、本人の理解、支える家族の捉え方、社会観念、医療制度などを事例を挙げながら解説していて深くも分かりやすい。 また、症例に対してとても思いやりがあり、家庭そのものに触れる優しさと強さを持って看取りをしているにもかかわらず、鋭い客観的視点で振り返られるところに凄みを感じる。 2012年新生在宅医療元年として始まった訪問診療。10年が経過してようやくいくつかの診療所で質を高めることに注目し始めている。 小堀先生の目指していた終末期におけるカルミネーションという考え方が、今でいう「自分らしさ」の実現かと思う。小堀先生が診療を通して、治療以外の関わりの部分で大切にしてきたカルミネーションを、今の時代なら訪問看護に加えて、訪問リハビリが関わることで、多くの人に実現できるだろうと思えた。

Posted by ブクログ

2023/09/07

私は、私の死についてどれほど考えてきたのか。十分に考えてきたとは言えない。 「望ましい死」についてじっくり考えようと思う。

Posted by ブクログ

2023/02/15

個々の患者の死をたんなる事例として終わらせず、「死を生きた人びと」から私たちに遺されたメッセージとして受けとめようとする著者の、すぐれた職業意識と「隣人」的な感性に好感をもった。 【まとめ】 ●死は敗北ではない。人は老いて死ぬのが自然。病院は不要な延命によって、患者の「望まし...

個々の患者の死をたんなる事例として終わらせず、「死を生きた人びと」から私たちに遺されたメッセージとして受けとめようとする著者の、すぐれた職業意識と「隣人」的な感性に好感をもった。 【まとめ】 ●死は敗北ではない。人は老いて死ぬのが自然。病院は不要な延命によって、患者の「望ましい死」に介入すべきではない。 ●とはいえ在宅死がすべてでもない。何が望ましいか、何が現実的に可能か、状況は患者や家族により異なる。普遍的な死など存在しない。 ●「死の質」を高めるうえで、かかりつけ医の存在が今後とても重要に。 【キーワード】 在宅医療・在宅看取り・在宅死 本人/家族/医療・看護・行政/社会通念 事例 「死は敗北」「死は自分(たち)とは無縁」「家から死人を出したくない」 [病院主治医]救命・治療・延命/[訪問診療医・在宅医]緩和ケア・「常に慰める」 2025年問題 高齢・認知症・介護・貧困 人生の厚みを想像する 通常の会話 緩和ケアと死の質 生かす医療/死なせる医療 病院以外での死 かかりつけ医 culmination 望ましい死・理想的な死 「本はとても危険だ」 【目次】 はじめに 第1章 在宅医療の世界へ 第2章 在宅死のリアリティ──死者355名からのメッセージ 1 在宅医療と在宅死 2 在宅医療・在宅死の経済的側面 3 患者と家族にとっての在宅死 4 医師は在宅医療を知らない 5 介護関係者・行政・社会にとっての在宅死 6 常に慰める 第3章 在宅死のアポリア──情報社会が提供するさまざまなニュースから 1 「老い」は戦うべき相手か 2 希望なき生──「先生、死ねる薬はないのですか」 3 看取るのは医師だけか 4 医者にかからないで死ぬということ 5 在宅死なき在宅医療──ビジネス化の行き着くところ 6 在宅死は理想的な死か 7 最期を選べない患者たち 8 未来におけるアポリア   1 医師は足りるか   2 訪問看護師は足りるか   3 介護職員は足りるか   4 介護施設は足りるか   5 病床数は足りるか   6 2025年問題への対応策 第4章 見果てぬ夢 1 世界の悲惨/日本の悲惨 2 オーダーメイド医療/オートメーション医療 3 ある老医師の手紙 あとがき

Posted by ブクログ

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