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江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2018/04/27 |
JAN | 9784000223027 |
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江戸の骨は語る
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
考古学好きの人にはお勧めです.加えて科学者としての研究に対する取り組み方を読み取ることができて大いに感銘を受けました.最新のDNA解析で埋もれた骨が誰だったかを突き止める,という推理小説的楽しさもあります
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本書は、DNA分析を駆使する自然人類学の研究により、江戸時代の切支丹屋敷跡から出土した人骨が、18世紀に新井白石と対話したことで日本史の教科書にも名を刻むイタリア人宣教師ジョヴァンニ・シドッチのものであることを解明したことのドキュメンタリー的な記録である。 遺跡から出土した人骨が...
本書は、DNA分析を駆使する自然人類学の研究により、江戸時代の切支丹屋敷跡から出土した人骨が、18世紀に新井白石と対話したことで日本史の教科書にも名を刻むイタリア人宣教師ジョヴァンニ・シドッチのものであることを解明したことのドキュメンタリー的な記録である。 遺跡から出土した人骨が誰のものかを科学の力で特定するという内容で、読んでいてとてもワクワクした。(詳しく説明されてはいたのだが)DNA分析の原理などについて十分に理解できたとは言い難いけれども、自然人類学をはじめとする科学研究の面白さは、十分に感じることができた。 また、発掘調査の主体であった文京区に対する様々な不満も赤裸々に記されていて、行政における発掘調査や、その中での他機関との連携という点においても、教訓的な内容であった。
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江戸の切支丹屋敷から発見された骨をミトコンドリアDNA分析からヨーロッパ人、核DNA分析から現代イタリア・トスカーナ地方の集団に入ることが確認された。文献に残るシドッチであろう。国立科学博物館での行政とのやりとり、分析費用、関係機関の協力など、古人骨DNA解析の実態の裏舞台を示したもの。
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