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ロシアの愛国主義 プーチンが進める国民統合 サピエンティア52
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ロシアの愛国主義 プーチンが進める国民統合 サピエンティア52

西山美久(著者)

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ロシアの愛国主義 プーチンが進める国民統合 サピエンティア52

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2018/04/25
JAN 9784588603525

ロシアの愛国主義

¥2,695

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2019/01/05

博論もの。タイトルからしてロシアの愛国主義はすなわちプーチン主義的な感じを受けるが、ロシアの愛国主義は共産党という左のベクトルに依って担われている部分も大きい。共産党はつまるところソ連復古主義であるからにして、単純な左翼という訳ではないのだが。プーチンが成功しているのはこうしたソ...

博論もの。タイトルからしてロシアの愛国主義はすなわちプーチン主義的な感じを受けるが、ロシアの愛国主義は共産党という左のベクトルに依って担われている部分も大きい。共産党はつまるところソ連復古主義であるからにして、単純な左翼という訳ではないのだが。プーチンが成功しているのはこうしたソ連から継承した大国主義と、土着の民族主義を融合させたところにあるか。もっともソ連もロシア帝国の後継国家であることのは変わりはなく、ロシア人の愛国の形は基本的に富国強兵にはあろう。そうしたロシア型愛国主義を共有しない非ロシア系国家であるタタールスタンなどでは、タタール・ナショナリズム・リバイバルが生じ、ラテン文字を復活させたりした結果、枠内のロシア系が反発し、ロシア・ナショナリズムに合流するという流れ。ウクライナで起こった事も基本的にその線であるのだが、ソ連と違って、ロシア連邦には民族主義が担保されているので、非ロシア系の吸引力は弱くなるか。

Posted by ブクログ

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