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ストリートの精霊たち
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 世界思想社 |
発売年月日 | 2018/04/01 |
JAN | 9784790717171 |
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
エチオピアの旧王都ゴンダールのストリートに生きる人々の姿、心模様、文化と風俗を、グローバリズム社会において彼らがどのような境遇に置かれているかを、フィールドワークを通じて直に触れたものを活写し、物語る。読みはじめるまでは一切接点のなかったにも関わらず、エチオピアの文化や人々の暮ら...
エチオピアの旧王都ゴンダールのストリートに生きる人々の姿、心模様、文化と風俗を、グローバリズム社会において彼らがどのような境遇に置かれているかを、フィールドワークを通じて直に触れたものを活写し、物語る。読みはじめるまでは一切接点のなかったにも関わらず、エチオピアの文化や人々の暮らしに引き込まれて、街の空気やノイズ、人々の発するエネルギーのなかに身を置いているような気持ちにすらなった。 一括りで「伝統文化」「土着文化」として捉えているものが、実はその土地で芽吹いたものそのままではなく、外来文化と混ざり合うことで現在の形を成していったということ、ある種生々しく伝える本でもあるなと思った。エチオピアの土着信仰と入り混じるようにローカライズされたキリスト教、エチオピア正教会の教えが彼の国の文化的・精神的基盤になっていることに対して、とても複雑な感慨を抱いてしまった。
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ちょうど自分の研究のフィールドワークに向かう途中で読んだ。はじめての本格的なフィールドワークを前に、緊張と不安でいっぱいだったが、この本を読んでフィールドワークは大変だがきっと面白いはずだと思うことができた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ストリートの妖精たち 川瀬慈(いつし)著 2018年4月30日発行 世界思想社 著者の専門分野は映像人類学(国立民族学博物館・総合研究大学院大学各准教授)。現在の研究テーマの一つが「エチオピアの音楽職能集団の人類学的研究」だという。2001年、フィールドワークを行うためにエチオピアの首都アジスアベバへ。音楽家と出会ってジャムセッションをしながら地域音楽を学ぼうとしていたら、北部のゴンダールというかつての王都(帝都と言うべきかもしれない)に流れ着く。そこは、弦楽器の弾き語りを行う楽師アズマリの集団がいる街だった。著者はここを拠点にフィールドワーク調査を重ねていくことになる。 ゴンダールの繁華街ピアッサには、ストリートで生きる少年や人々がいろんな姿を見せる。少年たちは、音楽が絡んだ芸を披露する。目の見えない子も、何らかの芸をして糊口をしのぐ。片方の乳房を出して物乞いをする太った女。もちろん、犯罪めいたことをする少年たちも。著者が宿泊するエチオピアホテルの部屋には、そうしたストリートたちがよく尋ねてくる。著者は彼等を招き入れ、交流していく。 現地で、物乞いを「レンマイ」と言うが、「ピアッサの精霊」とも呼ぶ。人々のコントロールのきかない存在として扱われているためだ。マジョリティの宗教は、イスラム教ではなくエチオピア正教会だ。ストリートたちの音楽は、正教会からすると邪な音ということになる。それでも彼等は、たくましく奏でている。 ゴンダールのいろいろな人たちについて語り、納得する。彼等の言動に納得するのではない。理解できない行動をする彼等が存在することに納得する。そんな様子が伝わってくる。 フィールドはゴンダールばかりではない。時にはアメリカのワシントンDCでゴンダールの昔なじみと会うことも。そこには日本人以上の浪花節めいたものがあったりもする。 神様は機織り職人 神様の機織りは下手である 織るにつれて ほどけていく *神に対する風刺ともとれる歌の一部が印象的だった 京都新聞に連載したものを加筆修正した文、そして書き下ろし。 プロローグ、17章、あとがき。 文学的に、詩のように各章、各出会い、各交流、各街、各時間を描く。しかし、詩とは違い、毎章、しっかりと辻褄があう語りとなっていて読後感もすっきりの一冊だった。
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