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まかない君(6) ヤングアニマルC
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まかない君(6) ヤングアニマルC

西川魯介(著者)

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まかない君(6) ヤングアニマルC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白泉社
発売年月日 2018/04/27
JAN 9784592161561

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2018/05/24

ごちそうさまです 全六巻ではありますが、結構、良い感じに腹と心に溜まって、幸せです ある意味、この『まかない君』は食漫画として正道を、マイペースに進んでいたように思えます 良い意味で質が変わらず、ストーリーのパターンが同じだったので、実に読みやすく、食欲も適度に刺激されました 浩...

ごちそうさまです 全六巻ではありますが、結構、良い感じに腹と心に溜まって、幸せです ある意味、この『まかない君』は食漫画として正道を、マイペースに進んでいたように思えます 良い意味で質が変わらず、ストーリーのパターンが同じだったので、実に読みやすく、食欲も適度に刺激されました 浩平と弥生が台所に立つ→浩平が調理し、弥生がつまみ食い→食卓を三姉妹と一緒に囲んで食べる、この1パターンでも読み手を飽きさせなかったのは、浩平が作る料理が美味しそうだったからでしょう 基本があり、そこへ大胆なようでいて、挑戦しすぎていないアレンジが加えられる事で、三姉妹の舌を唸らせていました 材料も、近場のスーパーで買える物ばかり、調理法も分かりやすく説明されていたので、作ろうと思えば作れるレシピだったのも嬉しかったです また、食事中のトークも、スパイシーと言うか、ちょっとしたポイズンが効いていて楽しめました 嘘って表現するとマイナスイメージかも知れませんが、こうも、アドリブで作り話が組み立てられるのは、正直、憧れます 西川先生の言葉戯びのセンスは、西尾維新先生や一篠マサヒデ先生のそれに近いのかも知れません また、各回のタイトルもセンスが光っており、西川先生への評価が上がります。まぁ、もしかすると、西川先生ではなく、担当さんがいつも考えている可能性もありますけども 何より、この『まかない君』を一つ上の食漫画にしていた点は、浩平と弥生の微妙な距離感でしょう 従兄妹の割には近いけれど、恋人って雰囲気ではなく、むしろ、家族ってとこまで進んじゃっている感じで、一緒に台所に立ってるんですから、傍目から見てりゃ、ニマニマが止まらなくなっちゃいますって あとがきで、二人が三人になっていたので、もう、ほんと、嬉しかったです きっと、弥生に淡い恋心を秘めていた、ひとみちゃんは辛さや悲しみより、弥生が幸せそうなことに嬉しくなったんでしょうね きっと、彼女にも良いパートナーが出来たに違いない!! 全体的に大満足で、殿堂入り寸前まで迫った、良い食漫画ではありますが、一つ心残りがありますね それは、ドラマ化しなかった事ですよ 私的にクオリティは、馬田イスケ先生や『紺田照の合法レシピ』や、藤栄道彦先生の『最後のレストラン』にも負けてなかったと思うんですけど、ドラマ化の壁は一介の漫画読みが思っているよりも厚く、もしくは高いようです あと、あえて言うならですが、作中で浩平がしているエプロン、これは実際に作って欲しかったですね 完結巻なら、抽選で一名様にプレゼント、これくらいしても良かったのではないでしょうか、ヤングアニマル編集部さん 次回作は何が読みたいですか、と聞かれる機会があるのなら、人間と人外の恋物語をリクエストしたいですね 西川先生なら、エッジの効いたラブコメを描いてくれそうです。甘さで、読み手が油断しているトコに、ガブッと咬み付いてくるような作品にするんでしょうね この(6)も、既刊同様にお腹が空いてくる話ばかりでしたが、個人的な食嗜好でお勧めを選んで構わないなら、第50話「新世界より」のピーマンの肉詰めです。中の肉種にラム肉を使っている点が、実に興味深いじゃないですか あとは、第51話「ドメスティック・レイン」のうーめん、第52話「うろこの顔」のフィッシュヘッドカレーや、第53話「Don’t scare me」の魯肉飯も涎が出ました この台詞を引用に選んだのは、もう理屈抜きで、ハートをガードごとぶち抜かれてしまったので。弥生ちゃん、浩平の男心を的確に衝く、無自覚な悪女だったか。これを先に言われちゃ、男として責任を取らない訳にはいかないよな

Posted by ブクログ

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