奥様はα POE BACKS

夏下冬(著者)

• 販売会社／発売会社: ふゅーじょんぷろだくと
• 発売年月日: 2018/04/24
• JAN: 9784865894783

商品レビュー

2023/05/27

中盤まで「これはまた2巻から手にとっちゃったか？」となんども表紙見たりあとがき探したりしたけどこれが始まりでよかったのね。

いきなり結婚から始まるお話で、何年も連れ添っているパートナーみたいな距離感なんだけど実際は見合い結婚だからまだまだ付き合いは浅いらしくどっちが入れるかで揉めるお話。

たかおみも余裕ぶっこいてるから他の人に開発されるのよ！
「最終的には嫁いだのはおまえだろ？」みたいな態度でちょっと嫌。
一昌を口説きもしないし。
一昌なんて押せば流されるタイプでしょ！

ところで
夫夫どちらとも産む、ってよくない？！
それもみたい‼︎

絵がとても上手〜！

2019/07/20

ソニーの本屋にて読了。
家同士の利害の一致に伴う政略結婚により夫夫になった二人だが、相性もよく家庭は円満……ある一点を除いては。α同士のマウントポジション争い既婚BL。オメガバース作品。

話が進むほど、攻×攻というよりα×αの夫夫である、というのが分かりやすく表現されたストーリーでとても面白かったです。
『結婚』による夫夫生活やその悩み、親、家……そこに絡むオメガバースの設定が、作品そのもののテンポもよく絶妙です。
息が合っているのに思いの寄せ方がちぐはぐで、でも二人きりの時間にはポジション争いをしつつもラブラブな夫夫だなとすごく感じられます。きっと双方互いに互いを可愛いと思っているし、格好もつけたいプライドがある。
脱出作戦やお花のシーンが特に好きです。
井坂母からの圧により、跡取りを急かされ二人の間にひと波乱が起こるわけですが、こちらは暴挙も暴挙でお腹がキリキリしました。
最後に先生と話す井坂母の言いたいことはわかるけれど、オメガバースに於いては一般的な理性のタガおよび動物的本能と比べて殊更に暴力的な面が出てしまう。万全を期しもしもの対策をしていても、もしものことを思うからこそ治療方法は慎重に選択したいのが主流なのは当然ですよね。
結果オーライでしたが、この二人は親が決めたとはいえ、早くから互いに気を配り思いやれる相思相愛の夫夫なわけですし。オメガバースの世界観だからそこ起こる議論の一端だとも思いますが、いや手荒い。
本作の中でもちらほら顔を覗かせていますが、二冊目もしくは続編が出るときにはリバ夫夫になる可能性大きいんじゃないでしょうか？ 元の問題は解決していますが、それが読みたくもある。先生周りのお話も機会があるのなら是非。

2018/10/06

α×αのご夫婦のお話。とても好きです。キャラもすとりーもすごい良い！絵も繊細で素敵でした。出てくる女性キャラのお母様も味があって良い。ぜひ続編読みたい作品！