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大乗の教え(上) 仏典をよむ 3 岩波現代文庫 学術375
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2018/04/18 |
| JAN | 9784006003753 |
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大乗の教え(上)
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大乗の教えは般若心経の空の思想のような哲学的な雰囲気を纏っていてそれまでの原始仏教や上座仏教の生活の知恵に重きを置いた教えとは違って見える。個人的にはそんな世界観に興味を惹かれているところはあるのだが、果たしてそれはブッダの教えとは関係ないのではないか、という思いもあった。ブッダ...
大乗の教えは般若心経の空の思想のような哲学的な雰囲気を纏っていてそれまでの原始仏教や上座仏教の生活の知恵に重きを置いた教えとは違って見える。個人的にはそんな世界観に興味を惹かれているところはあるのだが、果たしてそれはブッダの教えとは関係ないのではないか、という思いもあった。ブッダその人の言葉として般若心経的なつかみどころのない観念としての世界が語られているわけではなく、後付けで概念が付け足されブッダは利用されているだけなのではないのか? そんな疑問に明確な答えが見つけられているわけではないが、法華教の「如来寿量品第一六」についての記載に次のような部分がある。「・・・それは肉身としてのゴータマ・ブッダの教えではない。それらの教えを成立させる根源は、時間的・空間的限定を超えていながら、しかもその中に現れてくるところの絶対のもの、諸法実相の理に他ならない。これが、「久遠の本仏」、永遠の根本の仏様である。つまり、世間では、ブッダはシャカ族から出家して、修行してさとりを開き、八〇才で亡くなったと考えられているが、実はブッダは永遠の昔にさとりを開いて、絶えず衆生を教化してこられたのであり、常住不滅であって、人間としてのブッダはただ人々を導くために仮に姿を表された」 この考え方はかなり宗教のコペルニクス的展開というか、思い切った路線の変更だと感じた。開祖であるブッダの言葉は世界を映す大乗仏教世界的にはものたりないものだったかもしれないが、それなら俺たちの方がよっぽど上手くできる、さらに「この考え方を推し進めれば「ブッダその人の歴史的存在に縛られる必要はない」とう考え方をもち、それを長大な経文にしてしまう。そんな当時の仏教徒たちの思い切りの良さに感心する。
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