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太平洋の精神史 ガリヴァーから『パシフィック・リム』へ
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太平洋の精神史 ガリヴァーから『パシフィック・リム』へ

小野俊太郎(著者)

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太平洋の精神史 ガリヴァーから『パシフィック・リム』へ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 彩流社
発売年月日 2018/04/01
JAN 9784779124525

太平洋の精神史

¥220

商品レビュー

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2020/11/16

文芸評論家による太平洋の歴史に基づきながら、関連する文学作品を紹介した本。太平洋のみならずアメリカ大陸など、大航海時代に発見された地域にも触れている。太平洋の歴史自体の記述は雑駁で、紹介が目的なので歴史的に学ぶべきことはほとんどないし、学術的でもない。論理的でもない。残念ながらあ...

文芸評論家による太平洋の歴史に基づきながら、関連する文学作品を紹介した本。太平洋のみならずアメリカ大陸など、大航海時代に発見された地域にも触れている。太平洋の歴史自体の記述は雑駁で、紹介が目的なので歴史的に学ぶべきことはほとんどないし、学術的でもない。論理的でもない。残念ながらあまり役立つ情報はなかった。

Posted by ブクログ

2019/06/14

白鯨やキャプテンクック、十五少年漂流記から、地獄の黙示録、ダイ・ハード、ブラックレイン、キングコング、シン・ゴジラ、パシフィック・リムまで、太平洋を舞台として描かれた小説や映画などから、私たちにとって太平洋の存在はなんなのかを解釈しようとする本。「平和の海」と名付けられた当初の頃...

白鯨やキャプテンクック、十五少年漂流記から、地獄の黙示録、ダイ・ハード、ブラックレイン、キングコング、シン・ゴジラ、パシフィック・リムまで、太平洋を舞台として描かれた小説や映画などから、私たちにとって太平洋の存在はなんなのかを解釈しようとする本。「平和の海」と名付けられた当初の頃と異なり(そもそも当初からしてスペインの侵略の結果だったわけだが)、平和には程遠い数々のことが起こってきた。映画でも小説でも、旧世界(西ヨーロッパ)からの差別や偏見は物語の底流となっているし、未開の地、地の果てである太平洋から進出しようとする人類・怪獣を、西洋の価値観や技術が打ちのめしたり、文明開化させたりする。ただ、最近のこの傾向は流行らなくなっていて、その象徴がパシフィック・リムであるとする。(観てないが)主人公は西洋人ではないし、最初のリーダーはイギリス人だが、エンディングでオーストラリア人に交代するというのは意味深。

Posted by ブクログ

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