マサカの時代 新潮新書

五木寛之(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2018/04/16
• JAN: 9784106107610

商品レビュー

2018/07/13

五木寛之　著「マサカの時代」、２０１８．４発行です。これから先、おそらく、あらゆる予測は外れるだろう。それが「マサカ」の時代なのだ。その「マサカ」の時代に私たちは生きている。「３．１１」や「西日本豪雨」、まさに「マサカ」と思います。主題とは外れますが、一番心に残ったくだりは。著者が夕方6時ごろ、映画館の窓口で。窓口の女性「深夜ですか？」著者「いや、いまから」窓「ですから、深夜だと安くなりますけど」著「でも、いま見たいんだよ」窓「深夜じゃないんですね」著「くどいな、深夜じゃない」窓「じゃあ正規の料金で」ｗ

2018/04/22

《目次 》「マサカの時代」の到来
【オーバー・ニュースの時代】
マスコミという因果な職業 真理は刻々変ると覚悟する
世の中は速く、一生は長く オーバー・ニュースの時代
選択だけが人生だ
【流れゆく時代のなかで】
笑いと時代は深くかかわる 粛々と笑う時代に
尊敬の時代から共感の時代へ 我慢ができない世代の人たち
インフレを知らない若者たち 人はどんな事にも慣れる
【自分のことは棚にあげて】
なんとなく気になる言葉 作家は無学な者のなる職業
検索一発で確かめられる時代に 腹を立てている時に文句を言うな? 自分のことは棚にあげて言う 私の生活習慣ベスト・スリー
【健康は乱調にあり】
健康は命より大事? 非常民のライフスタイル 百年人生への不安
日常生活不可能の一歩手前で 健康は乱調にあり
【人生百年時代を生き抜く】
オールド・ジャパンの未来 アラハン時代の晩年とは
モノを捨てる心を捨てる 人生後半戦をガラリと変える
人生のアクメを過ぎた後で 私たちの神ははたしてどこに
私は死の覚悟などできない
【戦争という病】
体験の記憶は風化する 血がたぎるような国民歌
日本が負けるんじゃないかしら 歴史は本当のことを教えない
戦前は一日にしては成らず
「マサカの時代」への覚悟