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「までいの村」に帰ろう 飯舘村長、苦悩と決断と感謝の7年 ワニブックスPLUS新書
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「までいの村」に帰ろう 飯舘村長、苦悩と決断と感謝の7年 ワニブックスPLUS新書

菅野典雄(著者)

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「までいの村」に帰ろう 飯舘村長、苦悩と決断と感謝の7年 ワニブックスPLUS新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ワニ・プラス
発売年月日 2018/04/09
JAN 9784847061271

「までいの村」に帰ろう

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商品レビュー

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2024/02/08

3.11の悲劇に見舞われ、全村避難を余儀なくされた村。そこに戻る日がやって来る。 そこに至るまでの長い道のり、そして誹謗中傷、中でもメディアによる村への批判は読んでいて、「お前たちは一体何がしたいのか?」と怒りを覚えた。 こうした一つ一つの復興が進んでいく。それだけが救いだと思え...

3.11の悲劇に見舞われ、全村避難を余儀なくされた村。そこに戻る日がやって来る。 そこに至るまでの長い道のり、そして誹謗中傷、中でもメディアによる村への批判は読んでいて、「お前たちは一体何がしたいのか?」と怒りを覚えた。 こうした一つ一つの復興が進んでいく。それだけが救いだと思えた。

Posted by ブクログ

2018/06/30

<読後>  本の趣旨とは裏腹に、「過疎化してく村」について考えを巡らせながら読み終わってしまった。  東京がこれだけ世界の大都市として認められるくらい発展し続けているのも、北海道の夕張市が炭鉱事業により賑わい、その後閉山に伴い衰退してくのも自然な因果関係に基づいているのだと思う...

<読後>  本の趣旨とは裏腹に、「過疎化してく村」について考えを巡らせながら読み終わってしまった。  東京がこれだけ世界の大都市として認められるくらい発展し続けているのも、北海道の夕張市が炭鉱事業により賑わい、その後閉山に伴い衰退してくのも自然な因果関係に基づいているのだと思う。ニーズがあるから東京に人が集まり、ニーズがなくなったから人が集まらなくなった。  埼玉かどこかの街が、鉄道の駅を作って住宅を整備したらアッという間に人口が増加したというニュースを最近見た。  通勤がしやすく、生活環境がよく、社会的インフラが整備されていれば多くの人が集まり活気ある街ができてしまうようだ。  人口が減少し街が衰退してく。残ったのは高齢者ばかり。寂しい話だ。悩ましそうに眉間にシワを寄せるニュースキャスター。日本の原風景が失われていく。ただ、誰にもその責任はない。その一方で、東京の住みたい街ランキングに変動がありました。都心までのアクセスと去年オープンした駅前の商業施設が起爆剤になっているようです。自然環境も豊かで小さな子供のいる世帯に人気があります。穏やかな、明るい話題だ。この街に移住してしまった一家を避難することはできない。  故に、今回の歴史的な災害により、マイナスからゼロを通過しプラスへ持っていくことが村長の使命だとしたら、それはあまりにも酷な役回りだと思う。 <読中> 映画『風の谷のナウシカ』が脳裏に浮かんだ。どこかの帝国が作り出した人の手に負えないものの影響で、善良な村がとばっちりを受け、腐海に脅かされ、王蟲に襲われ村は大きな被害を受けてしまう。  権力を持つものに翻弄され、彼らの命令に従わざるを得ない。そんな歯を食いしばりながら時を過ごした光景が映画と現実でダブって見えた。  風の谷の人々は自分たちで墜落物に付着していた胞子を除去するという自衛手段を講じていた。自分たちの力で土地を守ることができた。 一方のリアルでは、汚染地域の住民は総退去を余儀なくされ、その土地になんの愛着もない人間が専門家の作った作業手順通りに事を進めていたのだろう。対象物質があまりにも我々の実生活とはかけ離れた存在であるため、古くから村に伝わるタタリのように、とにかく得体はしれないが決して近づいては行けないもの。そんな一般市民ではまったく太刀打ちできないようなモノと付き合っていかなくてはいけない。  風の谷の人々は、ほそぼそではあるが独立した社会で生活サイクルを維持していた。生きるのに必要なものを全て自分たちで生み出すことができる社会。おそらく、風の谷に住めなくなったとしても、また別の土地で彼らの培ったノウハウをもとに1から新しい村を形成することはできたのではないか。  大きな社会の枠組みに組み込まれることを余儀なくされている我々には、彼らほど柔軟に逞しく独自に生き延びる権利は与えられてはいないようだ。  劇中の腐海は人間の住めない環境を作り出すものの、やがては環境を回復させる存在として扱われていた。放射能の驚異により、我々が考えを改めて住みよい環境の世界に変えることは可能なのだろうか。

Posted by ブクログ

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