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簡潔で心揺さぶる文章作法 SNS時代の自己表現レッスン
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/03/29 |
JAN | 9784046022530 |
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簡潔で心揺さぶる文章作法
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
2018年3月刊。この筆者の本は初めて。文章が上手くなりたい私は、書名に惹かれて、手に取ったが、完全に「タイトル詐欺」な一冊。書名に「簡潔」と謳った本なのに、当の本書が冗長極まりないのは、何の冗談か? それとも、たまに「書名は編集者が勝手に付けたもので、私は関与していない」と言...
2018年3月刊。この筆者の本は初めて。文章が上手くなりたい私は、書名に惹かれて、手に取ったが、完全に「タイトル詐欺」な一冊。書名に「簡潔」と謳った本なのに、当の本書が冗長極まりないのは、何の冗談か? それとも、たまに「書名は編集者が勝手に付けたもので、私は関与していない」と言い訳をする作者がいるが、本書の筆者もその手合いか? 筆者の文学論、文学史講義、身辺雑記などが延々と披露され、いつ本題に入るのだろうか? と疑問に感じつつも付き合ったが、とうとう書名通りの内容には行き着かず。読み終わった後、本書をぶん投げたくなった。時間の無駄だった。「文章作法」とやらの断片らしきものは散りばめられているが、とにかく無駄話が多すぎ。 ワインを頼んだら、大量の水に、ぶどう汁が一滴だけ垂らされたものをワインとして出されたようなものである。もう、この筆者の本は生涯読まないと心に誓った。
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私の最も好きな作家の文章論であり、ゆえに読む前の期待値が大きすぎたのかもしれない。タイトルは「文章作法」であり、前半はたしかに文章作法として読めたのだが、後半に移るにつれ、内容は人生論あるいは社会批評になってしまった感がある。 思い切って、本書を人生論、もしくは社会論評として読め...
私の最も好きな作家の文章論であり、ゆえに読む前の期待値が大きすぎたのかもしれない。タイトルは「文章作法」であり、前半はたしかに文章作法として読めたのだが、後半に移るにつれ、内容は人生論あるいは社会批評になってしまった感がある。 思い切って、本書を人生論、もしくは社会論評として読めば、内容はそれに見合った、著者ならではの洞察にあふれた書として読むことができる。だが、「文章作法」を読みたいという動機で本書を手にした私には、いささか拍子抜けの感があった。 島田雅彦氏の小説は、かなりの数を読んだと自負しており、その中にはすばらしい佳作が多くあった。だからこそ氏の書いた「文章作法」に期待した。少しでも島田氏の文章に近いものが書けるように、せめて、自分の文章力を上げる一助とすべく、本書を手にしたのである。その結果、読み始めるときの期待値と読後の満足度の差がいささか大きくなってしまった。 人生論として、社会批評として読めば、その内容は概ね首肯できる。下手な社会評論家のコラムやブログなどより、はるかに正鵠を得ている。期待値と満足度の差は、拘泥したまま読み進めてしまった自分の責任であるかもしれない。せめてサブタイトルででも、「人生論」的な内容を彷彿とさせてほしかった。その点が、個人的には、非常に悔やまれる。 ところで島田氏の文章自体は、非常に難解とも思える内容を扱っているにもかかわらずすっと読み進めることができる。さすがに文学教授も務める氏の面目躍如といったところである。時折、やや牽強付会に思える記述もあるにはあるが、概ね島田氏の考えには共感できる。そう考えてみると、タイトルも決して方法論に偏ることなく、あくまでも「文章を書くための心構え」としての「作法」であることを理解したうえで読めば、腑に落ちる内容は全篇にちりばめられているのであり、その意味でこれはもう社会的文学論であるのかもしれない。 巻末には島田氏が、新聞記事から法律の条文まで添削している。ここを読むと、無駄をそぎ落とすことで、かえって物事は明確に、かつ分かりやすく伝え得るのだということを痛感させられる。
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自ら発信する文章でありながら、自分でない誰かが目に止めるわけで、自分から切り離されたときにも生き残る美文が残せたら…と思いました。
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