犬棒日記

乃南アサ(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2018/03/21
• JAN: 9784575313451

商品レビュー

2024/07/11

まずはタイトルが秀逸。
街で、店で、電車で、見かけた人達の話。
ほんわか2・切ない3・げんなり5
といった配分か。
世知辛い。

2024/03/21

人間観察のエッセイ。
確かに、気になる人や、大声で喋る人、迷惑な人いますよね。

犬や赤ちゃんに感情をぷつけてはダメですよー

2023/12/19

面白いか面白くないかと聞かれたら確かに面白い。
それぞれの人の後日談やそうなった理由など、小説として掘り下げて欲しいと思うエピソードがたくさんあった。
でもこの一冊の中に暖かくて幸せな人たちの話、楽しい出来事はまるでない。
エッセイなんだから、いくらなんでもひとつくらいあるだろうとしんどくなりながら頑張って読んだが、世の中ってこんなに殺伐としていて不幸でしんどいものだったかなと首を傾げる話ばかりだった。

著者はその観察眼で数多くの本を出してきたようだが、これが創作抜きのエッセイなら、こんなふうに世の中の、人間の暗い面ばかりが目についてしまうならさぞ生きにくくしんどいだろうと思わざるを得ない。
むしろ創作がほとんどだった方が読者としても安心だ。
よく賢い人や気の利く人の方が大変と聞くが、本当に、こんなにマイナスな方にアンテナを張ってしまうのなら、アホでのんきな方が余程人生は楽しいものになるような気がした。