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文士の食卓 中公文庫
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文士の食卓 中公文庫

浦西和彦(編者), アンソロジー

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文士の食卓 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2018/03/23
JAN 9784122065383

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商品レビュー

3.1

9件のお客様レビュー

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2022/06/12

泉鏡花の奥様の丁寧な暮らしぶり(ほうじ茶の焙じ方や梅干しの作り方)がすごい。泉鏡花の奥さんって感じがする。 福田蘭童の語る志賀直哉の話が面白かったので、福田蘭童の志賀直哉にまつわるエッセイを読んでみたいと思った。 森鷗外が想像と違って「家長と他の家族が別の食事だったりおかずの数が...

泉鏡花の奥様の丁寧な暮らしぶり(ほうじ茶の焙じ方や梅干しの作り方)がすごい。泉鏡花の奥さんって感じがする。 福田蘭童の語る志賀直哉の話が面白かったので、福田蘭童の志賀直哉にまつわるエッセイを読んでみたいと思った。 森鷗外が想像と違って「家長と他の家族が別の食事だったりおかずの数が違ったりはけしからん!」というタイプでビックリした。 あと、太宰治の面倒臭い人間性が、鯵を一ザル貰ったくだりだけでも伝わってきた。

Posted by ブクログ

2021/06/19

明治から昭和の大作家たちの食にまつわるあれこれを、 本人ではなく、奥さんや子孫、友人などが書くというのが面白い。 単にあれが好きでこれが嫌い、というだけでなく、時代が香る。 例えば、ある人は「この時代はこう食べるのが普通」と書き、それだけ読めばそれが事実となるところ、 たくさんの...

明治から昭和の大作家たちの食にまつわるあれこれを、 本人ではなく、奥さんや子孫、友人などが書くというのが面白い。 単にあれが好きでこれが嫌い、というだけでなく、時代が香る。 例えば、ある人は「この時代はこう食べるのが普通」と書き、それだけ読めばそれが事実となるところ、 たくさんのショートエッセイを並べることで、 やっぱり人それぞれ、地域も考え方もいろいろだなぁと腑に落ちる。 夏目漱石は胃弱だけど、消化に良くない豆が好きとか、 文豪の素顔が見られてうれしい。 最後に、編者は編集作業中に他界されたと記してあるのも余韻として響いた。

Posted by ブクログ

2020/01/05

これまでに発表されていたものから食に関するものをまとめたもの。 編者紹介で若くして亡くなったんだと思って、一応ググったら、全くそんなことなかった。 生年かと思ったら卒業年を勘違いしてた。 みんな文士なんだろうけど、知らない名前もあって、文士の紹介もして欲しい。 執筆者紹介はあ...

これまでに発表されていたものから食に関するものをまとめたもの。 編者紹介で若くして亡くなったんだと思って、一応ググったら、全くそんなことなかった。 生年かと思ったら卒業年を勘違いしてた。 みんな文士なんだろうけど、知らない名前もあって、文士の紹介もして欲しい。 執筆者紹介はある。家族、知人実際に知っている人の言葉は面白い。どういった関係か書いてない執筆者が研究者ってだけなら、他人の文章を他人がまとめるという、ね。 花長(閉店)、天兼、泉鏡花の奥さんの番茶を焙じたものとか気になる。

Posted by ブクログ

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