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失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語
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失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語

フェデリーコ・マリア・サルデッリ(著者), 関口英子(訳者), 栗原俊秀(訳者)

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失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語

定価 ¥2,310

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2018/03/22
JAN 9784488010782

失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語

¥1,210

商品レビュー

3.9

10件のお客様レビュー

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2022/03/26

ヴィヴァルディは借金を踏み倒していなくなり、残された手書きの楽譜は弟や妹たちに残された。それを巡って18世紀とムッソリーニが支配する20世紀のイタリアで起こった物語。事実に基づくフィクション。。 なかなか面白かった。価値の解らない人に寄贈されほっぽらかされていたり、欠落に気づいて...

ヴィヴァルディは借金を踏み倒していなくなり、残された手書きの楽譜は弟や妹たちに残された。それを巡って18世紀とムッソリーニが支配する20世紀のイタリアで起こった物語。事実に基づくフィクション。。 なかなか面白かった。価値の解らない人に寄贈されほっぽらかされていたり、欠落に気づいて探し回る人がいたり。史実であることが、より興味を増す。

Posted by ブクログ

2021/12/08

ヴィヴァルディが亡くなった。残された手稿譜は時の流れに埋もれてしまう。その重要性を知らないものの手にあったり、大切に保管されていたり大事な人の記念の銘を冠されたり。その楽譜が世に出た時、関わった人のみが知る履歴は埋もれてしまったのだろう。不完全ながらも大まかな来歴が見えた時、苦労...

ヴィヴァルディが亡くなった。残された手稿譜は時の流れに埋もれてしまう。その重要性を知らないものの手にあったり、大切に保管されていたり大事な人の記念の銘を冠されたり。その楽譜が世に出た時、関わった人のみが知る履歴は埋もれてしまったのだろう。不完全ながらも大まかな来歴が見えた時、苦労を重ねた関係者は天国でほっとしているのか、少し悔しく思っているのか…… 最後の関係者はジェンティーリ、イタリア人種ではないため教職を追われ、多くのユダヤ人のように逃亡生活に入る。その時目にした新聞には「ヴィヴァルディの楽譜発見」の記事。発見者とされるのは…… それでも ヴィヴァルディの音楽は 美しい 美しい う つ く し い 1740年から1780年、1893年、1922年から1927年を行ったり来たりしながら物語が進むので、わけがわからなくなったりしたけれど、何度読み返しても第十二章の最後の文章には涙が出てしまう

Posted by ブクログ

2020/09/03

ここ数年,ヴィヴァルディをよく聴く.頭が疲れない音楽はあまり類がない. ヴィヴァルディは故郷ヴェネチアの人気作曲家だったが,飽きられて零落し,ウィーンで客死する.死後,散逸した手稿譜が1920年代に発見されるまでの史実をもとにした小説が 本書.その歴史は興味深いが,あまり愉快なも...

ここ数年,ヴィヴァルディをよく聴く.頭が疲れない音楽はあまり類がない. ヴィヴァルディは故郷ヴェネチアの人気作曲家だったが,飽きられて零落し,ウィーンで客死する.死後,散逸した手稿譜が1920年代に発見されるまでの史実をもとにした小説が 本書.その歴史は興味深いが,あまり愉快なものではない.借金の肩としての差し押さえをを逃れ,貴族に売られ,遺産の分割によってバラバラになったり,貴族の死後,寄贈を受けた修道院からは粗末に扱われ,教会拡張の資金調達のための売却よって,ようやくトリノの図書館と音楽学者 Alberto Gentiliの目に触れる.ユダヤ人の資本家による出資により,国有財産になるが,ファシズムの宣伝材料として利用される. 18世紀と20世紀が交互に進むストーリーは,読み進めるにつれ,重くなり読み進め難くなる.

Posted by ブクログ

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