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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/03/22 |
JAN | 9784104117079 |
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
なるほどねぇ。 大人の恋だ。 分かるような分からないような。 年をとってもとりたくない、というか、昔と同じようにいたいね。 無理だけど。
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2021年7月29日 65歳過ぎの男の話6篇。 頽廃した定年後の胸中 しみじみ感じるところがあり、やるせなくなる。 それでも生きることはやめられない。 小さな手がかりがいつもの日常を彩り鮮やかな日々に変える。 しかし、あっというまのどんでん返し。 別離、死別は熟年だからこそ(?)...
2021年7月29日 65歳過ぎの男の話6篇。 頽廃した定年後の胸中 しみじみ感じるところがあり、やるせなくなる。 それでも生きることはやめられない。 小さな手がかりがいつもの日常を彩り鮮やかな日々に変える。 しかし、あっというまのどんでん返し。 別離、死別は熟年だからこそ(?) 諸行無常の響きはそこここにある。
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今では、還暦過ぎても、初老と、言わないであろうが・・ 年老いても(?)恋愛に思いをはせる男性が、描かれている。 6話、どれも、作者 藤田宜永氏のような主人公であろう。 60にして、仕事引退で、親の相続などで、悠々自適の生活。 そして、妻に死別、離別などで、独身貴族。 昔の思いあ...
今では、還暦過ぎても、初老と、言わないであろうが・・ 年老いても(?)恋愛に思いをはせる男性が、描かれている。 6話、どれも、作者 藤田宜永氏のような主人公であろう。 60にして、仕事引退で、親の相続などで、悠々自適の生活。 そして、妻に死別、離別などで、独身貴族。 昔の思いあこがれた人の思い出など、古い昔の音楽や出来事に合わせて、恋物語が、語られる。 題名の「わかって下さい」は、ストリー的に、結末がわかるのだが、結婚まで恋した人が盲目になっているから、話が成り立つのだと、、、思いながら読んでしまった。 「白いシャクナゲ」は、連れ子の娘と継父との関係だが、妻を若くして亡くしても、仲睦まじい。 両親共にいても、虐待のある今、このような親子関係が、読んでいても、ほっこりしてしまう。 「恋ものがたり」は、徘徊しているかと、思われた老婦人と共に、その女性の昔の恋人を探す昭二郎。 捜しあぐねた結果は、もう亡くなっていた。 老婦人を家まで送って行った先に、娘が、出迎えてくれるのだが、、、 人生、そんなに恋の花が開くのだろうか?と、、、思いながら、小説だから、成し得る事と、、、。 「観覧車」は、観覧車の見える、タワマンであろうか? そこに住む悠々自適の主人公に、マスコミで追われた女優が、助けてと、飛び込んで来ることから、話が、始まる。 マネージャーの女性の結婚目前に、安易に操を捨てる事が、理解できなかった。 私は、古い人間なのであろうか? 「エアギターを抱いた男」は、昔は名の馳せた 画家とギターリストが、都会の家庭菜園の場所で、ひょんなことから、昔の音楽の話から、意気投合してしまう。 そして、別荘地も近いという事で、画家は、行くのだが、、、、ギターリストは、突然死。 そしてその妻との思いも、突然の交通事故死。 今までの事が実在したのか?エアのような物であったのか?と、画家は、思うのである。 「土産話」は、妻を亡くし無気力になった男が、遺品から旅行を思いつき出かけた直江津で、昔の友人に会う。 好きであった女性と結婚したのに、別の女性と、失踪した友は、落ちぶれていた。 自分の妻は、その友人に恋心。そして、主人公は、その友人の妻にずっと恋心を抱いてきたのだが、、、、 最後は、めでたし、めでたしと、昔からの恋が成就するのだが、何故か釈然としない。 男は、それほど、昔の女性が、忘れられないのか?とも、思いながら読み終えた。 これは、悠々自適で、お金の苦労も無し、そして、独身で、社会にしがらみが無いから、成し得る小説ではないか?と、思った。
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