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妖怪村の三つ子たち フラワーCアルファ フラワーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2018/03/09 |
JAN | 9784098700387 |
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妖怪村の三つ子たち
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妖怪村の三つ子たち
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商品レビュー
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表紙やあらすじではなく、むしろ、帯に購入意欲をそそられた 月刊フラワーズが激推するのだから、相当に実力のある新人なのだろう、と期待しての事だ まぁ、読んで感じたのは、「・・・・・・そうか?」だった 買って読んだ事を後悔するほどじゃないにしろ、他のグッと来た作品のような「大当たり」...
表紙やあらすじではなく、むしろ、帯に購入意欲をそそられた 月刊フラワーズが激推するのだから、相当に実力のある新人なのだろう、と期待しての事だ まぁ、読んで感じたのは、「・・・・・・そうか?」だった 買って読んだ事を後悔するほどじゃないにしろ、他のグッと来た作品のような「大当たり」を引いた感もなかった つまらなくはないけど、凄ぇ面白い、と感じるほどじゃない ただ、月刊フラワーズが推すだけの、伸びしろは確かにあった あえて、同じ妖怪ものを描いている、佐藤さつき先生を例に挙げるが、潜在能力は同じくらいだろう その可能性が花開くか、は梅サト先生の努力も大事だろうけど、担当さんが如何に本気で応援できるか、一番のファンでいられるか、にかかっていそう。佐藤先生の方は、既に自分の殻を破りつつあるからな、梅サト先生も負けちゃいられない 何故、私はこの『妖怪村の三つ子たち』にグッと来ないのか、ちょい考えた 絵は下手じゃない。グラつきそうになっている読み手の心に、そっと寄り添おうとするストーリーの良さを、さりげなく引き出せる、優しさを感じる絵柄だ ストーリーもテンポが良く、読みやすい。連作も読み切りも、起承転結がしっかりしていて、梅サト先生が「これがいい」と信じるハッピーエンドに、ちゃんと着地させられている キャラも、とびっきり個性的と言えるほどではないにしろ、芯が通っていて、立っているな、と思えた ただ、総合的に考えると、物足りないな、って感覚が拭えない 小説のコンクールに落選した私が言えた義理じゃないんだが、もうちょい、梅サト先生らしさっつーか、熱を感じたかった 読み手に媚びろ、とは言わないけど、ちょっとナメすぎ? もっと、本気でぶん殴ってきてくれてもいいのに、痛がられて嫌われたらどうしよう、と怖がっているのか、本気を出せてないな、と思った、読み返して 既刊の『緑の罪代』を読んでいないから、何とも言えないが、次回作では、もっと体重の乗ったパンチを繰り出してくれる事を期待している。もし、グッと来るものなら、こっちも全力で殴り返そう 表題作の『妖怪村の三つ子たち』も、主役のジルが辛さを乗り越えて、大切な事に気付き、成長した、そんな心温まるストーリーで好感が持てたが、個人的に「いいな」と感じたのは、頑固で不器用な父と、彼のそっくりな娘との間に絆を、やけにフランクな亀のお節介が繋ぎ直す、ってシュールなストーリーの『亀の恩返し』だった 人は手遅れだった、と後悔する。でも、自己嫌悪で曇った目を開ければ、自分の手の中には、まだ大切な物が残っていた、と気付けるのだろう。やれる事がある、と思うのなら、グダグダと悩んでないで、動いた方が良いってコトか。きっと、梅サト先生も、それに気付いたのかもしれないな、これを描く中で この台詞を引用に選んだのは、梅サト先生が見えた気がしたので。私は、そうでもなかったが、この言葉に救われ、一線を越えずに済んだ読み手が、一人くらいはいそうな気がする。人生、いつでも、トラブルや不幸ってのは、予期せぬタイミングでやってくる、しかも、立て続けに。あまりにもボロボロになると、自分はずっと不幸なんだ、と思ってしまうけど、そんな事ぁない。自分だって幸せになっていいはずだ、と思って行動しなきゃ、不幸のケツは蹴っ飛ばせない。幸せになっちゃいけない人なんて、この世にはいないんだから。とは言え、人の不幸の上に自分の幸福は築いちゃいけないんだけども
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