こみっくがーるず(4) まんがタイムきららC

はんざわかおり(著者)

• 販売会社／発売会社: 芳文社
• 発売年月日: 2018/03/27
• JAN: 9784832249318

商品レビュー

2020/04/29

ここからアニメ化されていない部分。美姫ちゃん表情がクルクル変わってかわいい。色川家の血統すごい。これから美姫ちゃんがどんどん汚れて行くのかと考えるとワクワクが止まらない（鬼畜）かおすちゃんはちょっと出番少ないけど、要所で美味しいところ持っていく感じ。そして既に美姫ちゃんに抜かれている気がしてならない。琉姫は妹好きオーラが出まくってる。なるほど、翼を取るか妹を取るかという葛藤があったのね。最後に来て少しずつ歩み寄れてきてるのが微笑ましい。それにしても登場人物が一気に増えた。

2020/04/26

冒頭のカラー絵で何の前フリもなくぼっち誕生日を迎えるかおす……！一人でバースデーグッズを広げるのは悲壮感が凄いから止めて下さい……

この巻では二人も新キャラが登場していてちょっと豪華な印象
特に琉姫の妹である美姫はかなり動かしやすそうなキャラだね。かおすにとって初めての後輩キャラだし、同じくちんちくりんだし、とてもピュアだし
ビクビクして超ネガティブなかおすが無理なく付き合える相手ってこれまで小夢と怖浦先輩くらいしか居なかった印象なのだけど、美姫の加入はかおすにとって貴著な出会いになるんじゃなかろうか
と言うか、あのかおすが美姫が相手なら一緒にカラオケやらアイドルライブに行けるというのはちょっと意外だったな

そしてもう一人の新キャラは怖浦先輩のルームメイトであるあすか。……怖浦先輩のルームメイトならばと幽霊部員ならぬ幽霊作家として登場せずに終わるものだと勝手に思っていたよ
いわゆる格好いい系の女性であるあすかはどうやら寮生への影響はかなり強いみたいだね
怖浦先輩がメロメロというのが驚きなら、翼の師匠的ポジションというのも驚き
放つ言葉にも含蓄が有るし、これは寮において一家言ある人物として君臨することになるのか……と思いきや、再び旅に出てしまわれるとは……
再登場は作中時間で一年後とかになったりするのだろうか……

中盤以降話題となるのは美姫に凄いと思われたい琉姫の話
周囲が受けるイメージと本人の本質にかなりギャップのある琉姫だけど、今回ばかりはそれが裏目に出てしまったようで
美姫に尊敬されたいと委員長を受け、美姫が見に来るならと体育祭の全競技に立候補、そこに漫画家業や学生業が絡んでくるなら最早キャパオーバー
そういうことしなくても美姫は尊敬してくれるというオチにはほっこりしたけど、この展開がまさか前フリ的なものだったとは……

「自分よりも人のため」という性格を持つ琉姫。美姫に尊敬されていないという認識が有るなら、その原因であるTL漫画家を辞めようと思うなんて何の可怪しさもない発想だもんなぁ……
そしてその決断の潔さは翼との過去を見ればあまりにも判ることで。

なら、ここで必要なのはちゃんと美姫が姉への想いを伝えること
やっぱり姉妹愛っていいわぁ、と思いつつその裏で感謝の合掌をするカオスに笑ってしまった