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鬼談 角川文庫

京極夏彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/02/24
JAN 9784041057377

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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2023/04/19

 矢っ張り文章が良い。斯様に文章だけでぐいぐい読ませる作家を他に知らない。兎に角読者を牽引する力が強い。  泉鏡花が好きなんだろうな〜、っていうのは、京極作品をずっと読んでいると分かるけれど、氏の文章は鏡花のそれともまた違う。  何か色々混じり合い、渾然一体となって別の何かに成...

 矢っ張り文章が良い。斯様に文章だけでぐいぐい読ませる作家を他に知らない。兎に角読者を牽引する力が強い。  泉鏡花が好きなんだろうな〜、っていうのは、京極作品をずっと読んでいると分かるけれど、氏の文章は鏡花のそれともまた違う。  何か色々混じり合い、渾然一体となって別の何かに成り果てたような。そういう意味では正に妖怪的といえるのかも知れない。  白眉は上田秋成の「吉備津の釜」を原作とする一篇。いま自分が読んでいるのが怪異譚であるという事を、途中まで本気で失念してしまった。まるで落語の人情噺のよう。  描き方一つで斯くも物語は表情を変えるものなのか。極上の怪談フルコースである。  リーダビリティに優れた他の人気作家の、誰にとっても"口に合う""食べやすい"小説で満足出来なくなったなら、京極作品を読んでみれば良い。  これを珍味と評するか、将又下手物として味わうかは個人の感性次第だが、何れ我々を飽きさせる事は無い。

Posted by ブクログ

2022/09/17

秋分の日前だからまだぎりで夏!「 」談シリーズ五作目、鬼談です。 多分これで終わりかな? 全ての短編のタイトルに“鬼”という文字が使われてます。 さて、鬼とはなにか。 鬼とは堕ちるものだと思っている。 当然空想上の生き物(?)であるが、昔に読んだ漫画、楠桂さんの「鬼切丸」のイメ...

秋分の日前だからまだぎりで夏!「 」談シリーズ五作目、鬼談です。 多分これで終わりかな? 全ての短編のタイトルに“鬼”という文字が使われてます。 さて、鬼とはなにか。 鬼とは堕ちるものだと思っている。 当然空想上の生き物(?)であるが、昔に読んだ漫画、楠桂さんの「鬼切丸」のイメージが強すぎて、私の中で鬼とはもうそれそのものであるといってもいい。 幽霊が思念だけの存在であるのであれば、鬼とは肉体と怨念を持った、元人間の成れの果てなのだと思う。 どんな時に人は鬼に堕ちるのか。 一言で言うと、強すぎる想い。 それは男女間の愛情であったり、子が親を、親が子を思う愛。 その思いが伝わらなかった時、失った時、裏切られた時の絶望感、執着、哀しみそして妬み。 その想いが強くなりすぎた時、人は鬼に堕ちる。 本作でも、そんな鬼に堕ちた人たちの話がいくつかありました。 京極さんの作品を読むといろいろな発見がある。 例えば普段意識してなかった未亡人という言葉。 今はもうあまり使わない方向になってきているとのこと。 未亡人=未だ亡んでない人 なんてたしかに酷い言い方である。 後を追うのが当然であるかのような表現。 悲しみでは人は死なない。悲しみを忘れたくない人が後を追うんだ、という言葉にはとても納得がいった。 人は忘れていく生き物だからね。。 昔、ホラー漫画にハマった時期があったけれど、とても道徳的というか、因果応報な内容のものが多かった。 悪いことをしたから、呪われた、恐い目にあった、とてもわかりやすい構図。 でもこういった話は、怪談じゃない、と京極さんは後書きで言っておられました。 そこに至った理由なんてなく、ただ怪異はそこにあって、最後の一文で純粋に恐怖を感じるようなそんなお話が怪談であると。 最近のはそんなに読んでないですが、昔のに比べて今はむしろそういうのが多い印象です。 オチがつくまで長く続けるつもりが途中で連載が終わって、結果としてそんな感じになってるのもあるかもですがw なんというか、触れてはいけない領分というのがあって、見えないことにしておかないといけない。あると言ってしまったり、見てしまうと、そうでないことがわかってしまうというか。。 そっとしておかないといけない。 何故なら気づいていることに気づかれてしまうと…連れていかれちゃうんですよ 備忘録 執着、一方通行の思いは嫌がらせ ・想像力は知っていることの組み合わせ、今いる世界を越えることはできない ・創造力 ・予知は100%。でなければ、予測 ・恐怖は予感。むしろ期待かも

Posted by ブクログ

2022/07/07

【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26831481

Posted by ブクログ

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