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人魚と金魚鉢 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2018/02/21 |
JAN | 9784488441128 |
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人魚と金魚鉢
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今まで何回も読み返しているお気に入りの本の一冊。5話の短編のお話し。特人魚と金魚鉢が好き。どのミステリーも最後には驚きホッとする。次は1弾を読み直したい。
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前作よりザ・フールの活躍よりも主人公が話の中心に。毎回出てくるおばけのような先輩がご愛嬌。収録最終作には考えさせられた。個人的には、ショタ少年が出てくる話が好き。
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相変わらずの、さわやかな読後感。こういう小説、好きなんです。 芸大を舞台にした連作短編集で、身の回りに起こるちょっとした事件に、聴き屋たる主人公が巻き込まれて、解決する。 この小説の、なにがそんなに好きなんだろうと考えてみると、まずは、悪意のある人がほとんどでてこないということが...
相変わらずの、さわやかな読後感。こういう小説、好きなんです。 芸大を舞台にした連作短編集で、身の回りに起こるちょっとした事件に、聴き屋たる主人公が巻き込まれて、解決する。 この小説の、なにがそんなに好きなんだろうと考えてみると、まずは、悪意のある人がほとんどでてこないということがあげられます。登場人物はみんな個性的で生き生き描かれていて、楽しそう。本作中「少しくらい変でもいいから、平凡でいるより個性的でいなさい」という言葉が掲げられていますが、登場人物すべてにそれがいきわたっているように感じられます。 また、作品全体からも悪意のようなものが感じられないこと。ミステリーって、犯人の悪意とか、トリックをうまく作ってやったぜ的な作者のドヤ顔とかが目立ちやすいんですよね。もちろんこの本でも話の構成に工夫がなされているんですが別にこれみよがしでもなければ、ズルをするような仕掛けもない。そういったところで、作者のさわやかな姿勢を感じるんです。これと対照的なのは、東野圭吾はじめじめしてる、重松清はあざとくてドヤ顔したり顔、宮部みゆきは優等生のおしつけが垣間見える…そんなところでしょうか(もちろんこれは個人の主観的印象です)。 そして、文章は短く端的で無駄がないこと。 最後に、もっと読みたいなと引き続き思えたこと。同じ設定での2冊目を読んで、この感想をもったというところが重要なんです。単なる同じことの繰り返しなら「またこれか」と飽き飽きしてしまいますし、突拍子もなく別の展開ばかりをしてしまうともともとの良さが消えて「期待外れ」になってしまいますし、世界観に底が見えてきたら「これ以上は期待しても無駄そうだな」と思ってしまいますが、この作品についてはそういうことはありませんでした。 余談ですが、『ダンジョン飯』は、モンスターを調理する意外性と作品全体のユーモアが楽しかったのが、話が進むにつれて、なんとも歯切れの悪いファンタジー要素ばかりが目立ってきて楽しくなくなってしまいましたし、『響』は、個性的な主人公を軸に据えた物語で最初こそおもしろかったのですが、要素を深堀することなく大仰な設定ばかり投入してきて、設定は新しくなってもパターンは同じという状況になって興味が失われました。そういうのと対比しても、2冊目を読んで、期待外れでもなく、引き続きこの先に期待できて、読んでよかったなあと思いました。 この連休は風邪をひきこんで非常にもったいないことをしているんですが、この本を楽しく読めたのは、ひとつの肯定的な要素でした。(2018年5月5日読了)
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