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見えるもの見えざるもの ナイトランド叢書3-1
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アトリエサード/書苑新社 |
発売年月日 | 2018/02/19 |
JAN | 9784883753000 |
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見えるもの見えざるもの
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
「塔の中の部屋」に続くベンスンの短篇集第二弾。「塔の─」と同じ趣向で、真っ当な正統派怪談が集められているのだが、こちらの方がやや恐怖味が強いか。お気に入りを選ぶとしたら、やっぱりベタだし設定に無理がある気はするけれど「ロデリックの部屋」かな。
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1920年代イギリス本土を舞台に描かれる恐怖、奇想物語の短編集。 同時代への背景知識が無いと、理解は少々厳しいかも知れない。CoCプレイヤーなら普通に読める。 逆に言えば、恐怖小説としてはオーソドックス過ぎて、物足りない気分になってしまったのは、読者として舌の肥え過ぎた弊害であろう。 文章そのものへの評価は星4つでも良かったのだが、星3つに減点した。 その理由は、『忌避されしもの』と『幽闇(くらき)に歩む疫病(えやみ)あり』の存在である。 全般的にキリスト教的な教条主義、あるいは公正世界仮説を下敷きにしているのは、作品の書かれた時代もあるとはいえ、この二篇については特に反発を覚えてしまった。 なんで必ず人間に生まれ変わるんだ、という苛立ちを覚えたのは、イスカリオテのユダが転生したら?を描いた『忌避されしもの』。 異端カタリ派の時代からそうだが、西洋の輪廻転生は人間がニンゲンに生まれ変わるのが定石らしい。 さらに、たいして熱心なクリスチャンでなくとも、動物であっても、『イスカリオテのユダが転生した人間』に対しては、本能的忌避と嫌悪を覚えるという設定だ。 仏教思想的には、 『人間としての生において、過ちを犯したなら、六道輪廻に生まれ変わるに際して相応の道があろう』 と、つい思ってしまうのだ。 餓鬼道、修羅道があまりに東洋思想過ぎると言うなら、中東のように蠅へ生まれ変わる人生などでもいいだろうに、なんで人間やねん、である。また、輪廻した先で、贖罪の機を手にするかどうかで苦闘苦悩するワケでもない。 単に「生きていてもなぜか嫌われ、死んでからも、あらゆるものから拒絶されまくり」、種明かししてみれば、『ユダの転生でした』。 という、いかにも因果応報の奇想譚であった。 『幽闇に歩む疫病あり』も同様で、まぁ1920年代だから、という納得もできる。できるのだが、 「日ごろから神様に熱心におすがりするほどでもないが、地域の堕落した人間を非難する時は、信仰を持ち出す」 人間の描き方は、どうなのだろうか。短編ゆえに、深い設定など作りこむ要もないのだろうが、『怪物』の存在が安直に過ぎる印象を受ける。 要約すると上記2つのマイナスポイントは、 「悪い子の所には、オバケがでるよ」 という道徳小噺とどこが違うんだ? この疑問に尽きる。 信仰に偏らず(あるいは説明を求めず)、公正世界仮説も持たず、現代の様々な病理をきちんと捉えた上で描かれる『理不尽と恐怖と狂気と一本の論理』をこよなく愛する読者としては、 「道徳噺など飽きた玩具」 であることを痛感した。故に、文章そのものは、イギリス田園風景などをよく描写しているにも拘わらず、星3としたのである。 そういう疑問を抱くことなく、純真に奇想と恐怖を楽しめる読者なら、星5つをつけるのではないだろうか。
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濃いわ。夏の土曜日あたりにテレビで三時間やってるような、恐怖心霊体験位濃いわ。(決まって若いアイドルのグワイ悪くなり、風見慎吾辺りの肩が重くなるのよ) かなり好みの作風なのでなめまわすように読んでやろうと思っていたら、返却日が来て、次に予約してる人がいて延長が出来ず、駆け足で読...
濃いわ。夏の土曜日あたりにテレビで三時間やってるような、恐怖心霊体験位濃いわ。(決まって若いアイドルのグワイ悪くなり、風見慎吾辺りの肩が重くなるのよ) かなり好みの作風なのでなめまわすように読んでやろうと思っていたら、返却日が来て、次に予約してる人がいて延長が出来ず、駆け足で読むことになりました。また今度ゆっくり俺と週末でも過ごそうぜ。
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