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臆病な詩人、街へ出る。
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 立東舎 |
発売年月日 | 2018/02/16 |
JAN | 9784845631797 |
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臆病な詩人、街へ出る。
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日本において、承認の基準は〈社会〉にある。〈地位を築くこと〉や〈社会への貢献度合い〉ばかり評価の対象となり、その社会的評価によって自分を位置づけている。だがドバイでは、依存先を社会に限定しない。モスクは社会的地位に関係なく、地域の子どもからお年寄りまで集う。一日五回の礼拝の時間は...
日本において、承認の基準は〈社会〉にある。〈地位を築くこと〉や〈社会への貢献度合い〉ばかり評価の対象となり、その社会的評価によって自分を位置づけている。だがドバイでは、依存先を社会に限定しない。モスクは社会的地位に関係なく、地域の子どもからお年寄りまで集う。一日五回の礼拝の時間は、太陽の動きと共にある。夕焼けの光に包まれながら、モスクへと吸い込まれていく人々。祈りを捧げる人々を見て、社会から切り離されて、自分自身と向き合う時間があるってなんて幸福なことだと思った。
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若くして多くの賞を受賞した詩人と言えど20代の若者である。20代の自意識が的確な言葉で率直に綴られていて、自分が20代だった頃の気負いや臆病、止むことのない自己分析・自己言及を思い出させられる。これを本谷有希子がリライトしたら…と、やや意地悪な考えが頭をよぎった。あと、「フィンラ...
若くして多くの賞を受賞した詩人と言えど20代の若者である。20代の自意識が的確な言葉で率直に綴られていて、自分が20代だった頃の気負いや臆病、止むことのない自己分析・自己言及を思い出させられる。これを本谷有希子がリライトしたら…と、やや意地悪な考えが頭をよぎった。あと、「フィンランドで愛のムチ」はグサっときた。
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購入して読了、手放した後、気になる箇所があり図書館で再び手に取る。 文月悠光さんは詩集という形では読んだことはないけど、このエッセイでの物事の捉え方は好き。 今回もう一度読みたかった部分はチョーヒカルさんとのやりとり。 創作と人間関係の在り方についての部分では、家族や友人とのプ...
購入して読了、手放した後、気になる箇所があり図書館で再び手に取る。 文月悠光さんは詩集という形では読んだことはないけど、このエッセイでの物事の捉え方は好き。 今回もう一度読みたかった部分はチョーヒカルさんとのやりとり。 創作と人間関係の在り方についての部分では、家族や友人とのプライベートな時間の写真をウェブ上に公開することについて以前から考えていたことに繋がって、『どちらをどれだけ大切にするか』というのは常に考えるようになった。 また、受動的な態度でいることは積極的な人にとってはコミュニケーションの『搾取』とも考え得ることを言及される部分は、自分にもザクザク刺さって痛かった。 創作と人間関係の在り方については、1度目に読んだ頃と同時期に資生堂のPR誌「花椿」で連載されていた『ダルちゃん』にも同様のやりとりがあったことも印象に残っている。 表紙写真の撮影は岩倉しおりさん。
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