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アサシンズプライド Secret Garden(1) 富士見ファンタジア文庫
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アサシンズプライド Secret Garden(1) 富士見ファンタジア文庫

天城ケイ(著者), ニノモトニノ

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アサシンズプライド Secret Garden(1) 富士見ファンタジア文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/02/20
JAN 9784040726519

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2020/08/30

短編集であるためか、いつもの熱血展開は鳴りを潜めて変わりに前面に出てくるのは学園描写やらお色気描写やら 本作が好きな人にとっては堪らない内容になっているね また、普段はヒロイン4人と纏められて扱われそうなところ、ヒロインそれぞれにきちんとスポットライトが当たるエピソードが配置され...

短編集であるためか、いつもの熱血展開は鳴りを潜めて変わりに前面に出てくるのは学園描写やらお色気描写やら 本作が好きな人にとっては堪らない内容になっているね また、普段はヒロイン4人と纏められて扱われそうなところ、ヒロインそれぞれにきちんとスポットライトが当たるエピソードが配置されている構成はちょっとオトク感が有るかもしれない 第1話 ”四季彩の秘密前夜祭” 前半部は乙女達の秘密のお茶会、後半部は笑えるパニックホラーと2つの色を持った短編 この話で面白いのは灰色の魔女よりも恐ろしい敵に立ち向かってきた筈のメリダ達が年相当の姿で逃げ惑う様子か 特に二度も天井に頭をぶつけてしまうサラシャは混乱の極地にあったのだろうと察せられるけど、それにしたってその姿は竜騎士の名が泣くよ(笑) 第2話 ”銀色の教場決闘” 結局メリダとエリーゼが喧嘩している理由って明かされたっけ?まあ、あの年頃なら些細な理由で喧嘩を始めて、あっさりと仲直りしそうだけど メリダと絶賛喧嘩中のエリーゼはいつかの試合模様を思い出させるかのように独壇場を繰り広げるのだけど、それがチームスポーツである以上、一人で出来ることには限界があるわけで。最も助けが欲しい場面で颯爽と現れるメリダはやはり主人公属性なのだなと再確認 ……抜群のコンビネーションを見せてなお、メリダをはぶくエリーゼの意地には笑ってしまうが 第3話 ”純黒の水上迷路” 奇妙な短文から想像の輪を広げていくミュールの姿には驚き。ミュールは常々詩的な表現を用いる少女ではあったけど、そういった特性が遺憾なく発揮されているね そんな彼女が答えの無い想像や淡い期待を繰り広げずには居られないクーファとの邂逅。本編ではあっさりとやり過ごされてしまったかのように思えていたクーファとミュールの対面がどれだけ彼女に影響を与えていたか判るようになっているね というか、ラストの描写を見る限りクーファの前でのミュールの態度って随分背伸びしたものだったんだなぁ 第4話 ”美桜の蜜月逃避行” サラシャが前面に出てくるといつもよりお色気要素が倍増しているような…… 本編ではいつの間にかクーファと親しくなっていた印象もなくはないサラシャメインのエピソード。この短編を読むことでサラシャがクーファのどこに惹かれたかが判るね 逃避行からの密着、一番恥ずかしいところを見せ……。その代わりに見えたクーファの年相応の姿。男性への免疫が無いサラシャにとっては劇的な触れ合いが丁度良かったのだろうな 第5話 ”真白き園の学院七不思議” ミトナの割と冗談では済まない性癖が見えてくるエピソード。ミトナの趣味嗜好のために七不思議の内容が選ばれるのもヤバイけど、同じ趣味嗜好で固まっている生徒会も充分にヤバいね(笑) それにしても、女子更衣室に入り込んでも平然と馴染めるクーファって何なの……!? 第6話 ”金華の夢幻後夜祭” まさか灰色の魔女が登場するとは…… 摩訶不思議な事態を通して描かれるメリダの隠された欲求とメリダから見えるエリーゼたちの印象 メリダからはエリーゼが幼い妹のように見えているというのはそれ程おかしな印象ではないのだけど、もはや痴女としか表現しようのないミュールの真似はメリダにもダメージ大きそうだし、ミュールも被害受けているし、クーファもおたおたしていて、誰も幸せになれそうにない点には笑ってしまう 第7話 ”緋熱の譜蘭学園高等部” 幼くして運命を捻じ曲げられたクーファとロゼッティ。そんな二人だからこそ、普通の生活というものに憧れてしまって…… そう考えるとこのような運命を持った二人がメリダ達の家庭教師として学園生活に付き従っているのはどういう心境なのだろうなぁ…… ロゼッティと共有したクーファの夢。それがフープ・ニーニにとって極上のご馳走と表現されながら、ロゼッティの夢を守るために差し出されたことに一抹の寂しさを感じてしまった

Posted by ブクログ

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