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白石城死守 山本周五郎コレクション 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/02/15 |
JAN | 9784062938495 |
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白石城死守
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2024.6.24読了 饒舌気味の司馬遼太郎と対照的に多くを表現せず余韻たっぷりな山本周五郎。その真髄に迫れる作品集。特に「菊屋敷」が代表的で主人公を慕う相手が誰だったのか、養子の晋太郎の行く末はどうなったのか、暗示すらなく不明なまま物語は終わってしまう。
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山本周五郎の短編集。発表された多くが昭和15年~18年にかけてなので、当時の世相を反映してか、武士を通しての「忍」が描かれている。 そして、戦後まもなく発表された短編の名作「菊屋敷」は運命にもてあそばれた武家の娘のひそかな喜び、それは自分自身に絶えず言い聞かせないと失くなってしま...
山本周五郎の短編集。発表された多くが昭和15年~18年にかけてなので、当時の世相を反映してか、武士を通しての「忍」が描かれている。 そして、戦後まもなく発表された短編の名作「菊屋敷」は運命にもてあそばれた武家の娘のひそかな喜び、それは自分自身に絶えず言い聞かせないと失くなってしまいそうな不安定な喜びなのだが、凛としていて清々しい。戦争で日本人が亡くしたものへの慈しみと諦念、前を向いて歩こうとする主人公の姿に、当時の読者は自身に重ね合わせ勇気づけられたことでしょう。必読の書。
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人がまだ義理とか人情とか武士道とか、言っていた時代の話。泣ける。我慢して、自我を通すことなく、貫いて生きる。やろうと思っても、できないから余計すごさがわかる。
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